こんにちは。
ゆうです。
以前紹介したEvernote、みなさん使ってらっしゃるでしょうか?
使ってみて興味を持てた人は、ぼちぼちノートの数も増えてきた頃かと思います。
自分はEvernoteに貯めておくといい情報として、大きく次のようなものを挙げました。
Evernoteの使い始めはある程度のメモを貯める作業がメインになるように思うのですが、その段階を過ぎると貯めたメモを活用する段階に入ります。
さて、この活用するというのはどういうことなのでしょうか?
ちょっと考えてみたいと思います。
情報を活用するとは?
情報を活用するというのは、何かしらその情報が形を変えて他の何かの役に立つということだと思っています。
自分に関わる情報なら、自分の考え方が変わって動き方が変わったとか、何かしら感情が揺さぶられたとか、そういうようなことだと思います。
参考資料ならそのメモがあることによって、本格的に資料を作る時に楽になるとか、より深いデータや分析を資料に組み込めるというようなことです。
自分に関わる情報というのは、自分がどう変わるか?という疑問の答えになりうるものであり、
自分がよりよくなるにはどうすればいいのか?の答えでもあると思います。
みんな街中を歩いていたり、本を読んだり、ネットで記事を読んだりしていると「これいいな」と思うようなものがあるのではないでしょうか。
まずはそんな風に心に引っかかったものを文字や写真を使ってメモしていくことを勧めたわけですが、そのメモが蓄積されていくだけで眠っているならもったいないと思うのです。
出来れば、その自分の心に引っかかった情報をより楽しく生きるとか、より幸せに生きるとか、そういうものの取っ掛かりとして使うことが出来たらステキだと思うんですよね。
その取っ掛かりのことを自分はトリガーと呼んでいます。
でも、なかなかその思いを具現化するのは難しい。
人はどうやっても忘れてしまう生き物だからです。
やりたいと思ったことも、行きたいと思った場所も簡単に忘れてしまうことがよくあるんです。
だから思いをメモとして残し、その残したメモを何らかの形で生身の自分に繋げてあげなければなりません。
月並みではありますが、自分としてはそれを実現するのに手帳をしっかり使うことと、一定期間ごとに情報を整理する時間を持つことで解決するようにしています。
これらをしていくことでEvernoteに蓄積されたメモが生きてきて、自分のやりたいことを実現させるためのトリガーとして働くようにさせることが出来るようになります。
自分らしさを取り戻せ!
しかし、具体的なその手法の前に自分の望む生活とは?自分が楽しく思うこととは?ということに目を向けておく必要があるように思います。
自分がやりたい・ほしいなどと思って集めたメモも、その中に必ず優先順位というものがつくからです。
例えば旅行に行きたいというメモ。
きっとあちこち行きたいところがあると思います。
ヨーロッパ旅行に行きたいとか、国内旅行に行きたいとか。
国内なら北海道に行きたい、沖縄に行きたいとか。
全部いっぺんに行くのは大抵の場合は無理でしょうから、ここに優先順位を付けるわけですよね。
北海道よりは沖縄へ行きたい。
なぜなら、どうしても美ら海水族館へ行ってみたいから、とか。
雑多にどんどん自分の感情をメモとしてEvernoteに放り込んでいくと、必ずそれらの情報に対して取捨選択をしなければならなくなります。
この取捨選択する時の基準が本当に自分の望むものを基準にすべきであり、ここを間違うとなかなか満足行く結果が得られなくなるように思います。
ここでやはり自分自身と向き合うという作業を一度してほしいわけです。
何が好きとか何をしたいとか。
以前の記事で紹介したやりたいことリストを作ってみるというのが非常にオススメです。
これによって必ず自分らしさというものに向き合うことになり、結果的に忘れていた自分らしさを取り戻すきっかけになると思います。
やりたいと思うことを100個出すだけの簡単なリストですが、おそらく多くの方が100個書き出せないと思います。
でも100個必ず出してください。
ついでにやりたくないことリストも100個書き出すと、より効果は高いと思います。
やりたいことをプロジェクト化する
こうして自分と向き合って頂いて、自分の集めた情報に対して優先順位をつけてほしいのです。
願わくばここで、上位3つくらいを選んでみて頂きたい。
この1つ1つが自分による自分だけのためのプロジェクトになります。
個人的な感覚で申し訳ないのですが、並行して考えることが出来るのは3つくらいまでのプロジェクトだと思います。
日頃どんな生活をしていて、どんな風に時間を使えるかでも差が出てくると思うので、各自調整してみてください。
参考までになぜ3つかという話をしておくと、必ずプロジェクトには待ち時間というものが発生するからです。
どこどこのお店に何かを見に行きたいというタスクが発生したとします。
しかし、仕事の都合で見に行けるのはどうしても来週になってしまう。
1つのプロジェクトだけで進めるというこんな時に1週間何もしない時間が発生してしまいますが、複数のプロジェクトを平行して進めておくことにより、来週までの間に他のプロジェクトのタスクを挟み込んでいくことが出来ます。
3つという数にこだわる必要はありませんが、2つ以上のプロジェクトを平行して進めておいた方が、時間的なムダは発生しないと思います。
ちなみに4つ以上になると、今度は管理しきれなくなる、もしくは管理が大変になってしまうデメリットが出てきます。
人によっては4つ以上でも処理出来てしまうのでしょうけど、個人的には3つくらいがオススメです。
ネット上のメモと現実の自分をつなぐ
やりたいことに優先順位を付けることが出来たら、それらを生身の自分と繋げていきましょう。
生身の自分というのは、つまり自分が実際行動出来るようにやりたいことを落とし込んでいきましょうということです。
基本的にここでの武器は手帳です。
手帳を使って、スケジュールを可視化。
そこに自分のやりたいことをどんどん当てはめていくということになります。
しかし、一言で手帳えを使うと言っても落とし込み方にはコツがあります。
順番に見ていきましょう。
手帳タイムを持つ
手帳術の本を書いているさとうめぐみさんの言葉を借りるならば「手帳タイム」。
要するに、手帳を開いて自分のやりたいことと向き合ったり、スケジュールを組む時間を作りましょうということです。
大抵、手帳術の本には手帳と向き合う時間を取ることが勧められています。
人によって毎日5分でいいから時間を取るべきだという意見の人もいれば、週に1回1時間の時間を取りましょうという人もいて、どれが一番いいとは言えないのが正直なところです。
いろいろやってみて個人的によかったのは、毎日5分&週に1回30分の組み合わせです。
さとうめぐみさんも毎日5分&週末に15分の組み合わせをオススメしています。
この辺りの時間はやりながらちょうどいい時間に調整していってもらえればと思います。
自分の場合、毎日5分でやるのは今日の振り返りと翌日の予定の確認。
週に1回やるのは、次の1週間でやりたいことを大まかに予定組みするためです。
この週に1回の30分で、Evernoteに貯まったアイデアを見ながら、手帳に落とし込んでいくわけです。
もっと砕いた言い方をするなら、向こう1週間の予定をEvernoteを見つつ組み立てていくための時間。
週に1回、30分を予定組みに投資することで、それ以上の効率を生み出すことが出来るようになります。
まず最初に作るべき予定は手帳と向き合う「手帳タイム」だと思います。
Evernoteから手帳に落とし込む
手帳に落とし込みをする時間が確保できたら、1週間かけてEvernoteに貯めた思いつきを手帳にどんどん書き写していきます。
この時にすぐにやれそうなことはちょっと隙間の時間なんかにどんどん入れていく。
大掛かりになりそうな予定は分解して楽に手の届きそうなステップにしてから、予定を組み込んでいく。
優先順位を付けて3つくらいにプロジェクトを絞ってもらっているはずです。
それをどんどん配置していきましょう。
部屋の模様替えをするなら、どんな部屋にしたいか完成図を考えるところからでしょうか。
捨てるものや残すものを分ける時間が必要かもしれません。
出たゴミを一気に処理する時間が必要かもしれません。
新しく家具を買いに行く時間が必要かもしれません。
こういったことを手帳を見ながら、自分が使える時間の中に予定を配置していくのです。
出来れば、プロジェクトごとに一目で分かるような記入方法がなされていることが望ましいかと思います。
簡単に思いつくのはプロジェクトごとの色分けですね。
でも、複数のプロジェクトを平行して管理するのにいい手帳があります。
それがyPadという手帳です。
何かのパクリっぽい名前ですが…使いやすさはイチオシだと思っています。
いずれにせよ、一つの手帳にプロジェクトをどんどん配置していく。
これを週に1回やってみましょう。
大事なのはダメならダメでもいいと割り切って、まずこれをやろうと組み立てをすることです。
組み込んだ予定はうまく行かなきゃ行かないでいいのです。
ダメだった時にリカバリーさせるように道筋立てて、もう一度考えて予定を再配置すればOKです。
特に最初のうちは予定の置き方がよくわからないと思うのですが、やっているうちに必ずコツは掴めます。
どうしても取っ掛かりがつかめない場合は、まず自分が自由に使える時間がどこなのかを把握しましょう。
仕事の時間は自分のプロジェクトを進める時間に当てることは出来ません。
家族がいる方は、家族との時間があるはずなので、そこも自分だけのための時間からは除くことになるかと思います。
それらを差し引いて残った時間は自分だけのために使える時間です。
その時間がはっきりしたら、そこに自分のプロジェクトの予定を入れてみる。
そこから始めてみてはいかがでしょうか?
でも、予定はキツキツにしないで。
あまりに余裕がない予定の組み方をすると、自分に対して強い義務感が生まれてしまったり、うまく行かなかった時に罪悪感のようなものが生まれてしまい、途中で投げ出したくなってしまう確率があがるように思います。
力を抜いてダラダラ過ごしていい時間を確保しておくことも大切です。
また、予定していた日に予定していたことが出来なかった場合も同様です。
今日出来なかったから、明日やろう、でいいと思います。
それでいつまでも延期を続けているのは問題ですが、ちょっとずつでも進んでいるなら進んでいることを喜ぶべきだと思います。
このような作業を通じて、思いつきを集めただけのメモが自分自身につながってくるようになります。
夢中で駆け抜けろ!
1週間の予定を組むところまで行けたら、あとは毎日それを実行していくだけ。
予定を組む段階で大掛かりなプロジェクトは段階ごとに分解して、手の届きやすいレベルになっているはずなので、毎日毎日必至でやることもないかと思います。
そう。あとは夢中で毎日駆け抜けていくだけ。
それも、自分でやりたいことを決めて、優先順位も付けて、それに近づくための予定も立てて、その中を走り抜ける達成感を感じながら。
とてもいい時間が過ごせると思います。
何となくダラダラあれやりたいこれやりたいと思っているのに比べて全てが具体的に見えているので、少しづつ近づいている感をめちゃくちゃ強く感じられるんです。
すごく充実している時間を過ごせます。
ここから先はとにかく1週間毎に予定を組み直してはやる、組み直してはやるを繰り返すだけ。
失敗したりうまくいかないことも関係ない。
今置かれているこの状況からどうすればいい方向にまた走り出せるかを考えるだけ。
そしてそれを試すだけ。
そういうのを繰り返してる内に、必ず最初の目的にたどり着く。
プロジェクトは達成される。
この時間は正に夢中。
まとめ
Evernoteに貯めた情報を手帳に落とし込み、自分のやりたいことを実行するためのトリガーにする。
そんな方法をご紹介しました。
Evernoteに貯めたものの中からやりたいことに優先順位をつけ、上位3つを選ぶ。
そしてそれを自分のプロジェクトだとして位置づけます。
そのプロジェクトを達成するために、内容を分解して自分が持っている時間に配置する。
そのために手帳タイムを持ち、自分と向き合う時間を作ります。
予定を手帳上に配置出来たら、あとはそれに従って駆け出すだけ。
見事、Evernoteに何となく貯めた情報が自分を突き動かすためのトリガーとして機能し始めました。
ここまでやってこそ、情報が生きてくるのだと思っています。
全部が上手く行かなくてもいいんです。
少しでもやってみて、少しでも前進し続けることが大事なんだと思っています。
本当に毎日充実した時間を過ごせるようになりますよ。
ぜひ、皆さんにもやってみていただきたいと思います。
それでは。
昨日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。
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