こんにちは。
ゆうです。
今日はギターの音の作り方に関して、個人的な考え方を述べてみたいと思います。
なんとなくいい音、なんとなく好きな音が出ればそれでOKだと思っています。
また、そのようななんとなくいい音が出せる機材であれば何を使ってもOK。
なんとなくいい音が出せる機材というのは、嫌いじゃないものくらいな感じでいいと思います。
機材選びは重要ではありません。
なんとなく好きなもので十分です。
毎回100点の音が出す必要もないし、出せる必要もない。
だったら毎回80点以上をキープ出来る技術を身に着けた方がいい。
言い換えれば、どのような状況下でもある程度の範囲に収まる音作りが出来るかどうか。
何となくと言いつつも、なかなか難しいようにも思います。
この記事には、エフェクターの紹介もなければ、弾き方の解説もありません。
毎回80点以上の音を作るにはどういう考え方で音を作ればいいのか。
どういう要因で毎回100点目指す必要がないのか。
そんなことを少しお話してみたいと思います。
出したい音が決まっている人向けの記事です
この記事は初心者さんには少し難しい話になると思います。
CDの音でも構わないので、自分はこんなような感じのギターの音が好きという音がある人向けです。
出来ればそれがこんなような感じの音を出したいというレベルにまでなっていれば尚よしです。
もちろん中には音の作り方とか好みなんてさっぱりわからないという方にも使える概念はあると思います。
でも、基本的に少し音のいじり方が分かってきた方の方がピンと来る内容でしょう。
趣味でバンドを楽しみたい、しかも毎回いい音で気持ちよくギターを弾きたい。
そんな方にはおすすめ出来る記事だと思います。
ただし、こだわりまくっててこの機材とこの機材の組み合わせで出る音以外は一切認めないという、超コダワリ派には合わない記事だと思います。
ある程度の「アソビ」があるというのが前提の記事ですので…。
なぜなんとなくいい感じ!でOKなのか?
唐突になんとなくいい感じでOKと言われても、そんなことないよと言いたくなる方もいらっしゃると思います。
もちろん痛いほど分かるのですが、自分としてはそう言うだけの理由があります。
機材選びはなんとなくでOKだという理由を4つ挙げました。
1. 機材が何であろうと、どうせ好きな音を目指す
2. 無意識に弾き方で音を微調整する
3. アンプや部屋が変われば、音も変わる
4. 一緒にやる仲間が同じレベルで音作りをするわけではない
このあと、一つ一つの理由を掘り下げてみたいと思います。
機材が何であろうと、どうせ好きな音を目指す
ある程度、狙った音が作れる人というのは、何を使おうが自分の好きな音を作りにかかると思います。
そして、何を使っていてもある程度の範囲で好きな音が作れます。
何を使おうが、自分が好きなある一定の範囲の音に着地しているように思います。
みんながそうだとは言いませんが、自分の場合はそうです。
何を使おうが、だいたい似たような音を出そうとします。
ハイ上がりのパキっとした音が好きで、どんな機材を使っていてもその音を目指してしまいます。
例え、超ハイゲインなエフェクターを使おうが、ローゲインなエフェクターを使おうが、結局似たような音を作ろうとしている自分に、ある時気づきました。
それって別にこの機材じゃないとダメってことはないなと。
むしろ、根本的に嫌いでない機材ならば問題なさそうだと思いました。
音の特徴をどこに捉えるのかもポイントではありますが、自分がいい音だと感じるポイントがどこなのか?を知っておくと、その特徴を捉えられる機材であればどれでもOKだという話になります。
大雑把に好きな音が出れば、それでいいと思います。
感覚的な言い方になってしまいますが、例えばエフェクターもいろいろ使った中で自分の好みどストライクなものもあれば、単にストライクなもの、
アウトなものもありますし、アウトとまでは言わないけどボールみたいなものもありました。
基準としてアウトでなければいいと思います。
願わくばストライクに入っていれば尚よしといったところでしょうか。
結局のところ、機材が何であろうと、どうせ好きな音を目指すし、
どうせ好きな音に近い音を出すと思います。
そして、後続の理由で好きな音に近い音が出れば十分だと考えています。
ちなみにこの場合、バンドの中で弾くギターは自分の好きな音で弾くのか、曲調に合わせた音で弾くのかは大事なところだと思います。
これに関しては、こちらの記事で深く考察していますので、こちらをご覧いただければと思います。
無意識に弾き方で音を微調整をする
弾き方、つまり弦のはじき方で音が変わるのはギターを弾く方なら感覚的に理解しているのではないかと思います。
意識的に弾き方で音に変化を加えていることもあると思いますし、無意識にそれをやることもあるかと思います。
強く弾いてみたり、弱く弾いてみたり、柔らかい音を出したり、硬い音を出したり。
弦のどの位置で弾くかによっても音は変わります。
上級者になればなるほど、この調整は無意識に行っているように思います。
出音を聞きながら、弾き方を合わせていく。
ギターやアンプ、エフェクターである程度好きな音、好きな音に近い音まで作っておけば、最後は弾き方で微調整をするというような形になります。
だから自分はある程度好きな音に近寄っていれば問題はないと考えています。
もちろん、機材側で音を作り込んでおけばおくほど、弾き方による微調整はいらなくなると思います。
その方がプレイそのものに集中できて、本来はそれが好ましい姿。
でも、このレベルまで音を作って、かつそれをスタジオで再現するのはなかなか難しいように思います。
アンプや部屋が変われば、音も変わる
アマチュアでバンド練習をする場合、ほぼ100%スタジオを借りることになると思います。
レンタルスタジオなので、毎回同じ部屋というわけにもいかないでしょう。
そうなると当然、毎回違う部屋で音を鳴らすことになります。
部屋が変わる、というよりも、部屋により機材の配置がかなり違うと思います。
ドラムとギターアンプの位置関係であったり、それに対する人間の位置も変わってきます。
アンプと自分の位置関係が変わると、聞こえてくる音もかなり変わってきます。
このモニター環境が毎回変わるところが、音作りをする上で非常に難しいと思っています。
同じセッティングで弾いても、アンプとの位置関係が変わることで聞こえてくる音が変わってしまいます。
アンプとの位置関係が変わらなくても、ドラムのすぐ横に自分が立っているのか、ドラムから離れた場所に立っているのかでも変わります。
毎回同じ部屋で同じ状態でやれればいいのかもしれませんが、実際はそう出来ないのではないかと思います。
こうなるとやはり綿密に音を作り込む意味が薄れるのではないかと思うのです。
いくら作っても、毎回音はぶれてしまうのですから。
また、自分のアンプを持ち込むことも難しい場合の方が多いと思います。
ということは、スタジオ備え付けのアンプを使うことになりますが、細かい話をすると同じメーカーの同じモデルを使ってもやはり個体差というものがあります。
そんなに気にするほどの音の差ではないかもしれませんが、全く差がないということでもないと思います。
一緒にやる仲間が同じレベルで音作りをするわけではない
プロ志向でなく、あくまで趣味で楽しむバンドくらいだと、実はこの項目が一番大きな要因かもしれません。
一緒に音楽を楽しむ仲間たちが同じレベルで音を作るわけではないということです。
自分がいくらいいと思った音で、他のパートと被らないようにと気を使って作った音でも、他のメンバーも同じように思って音を作っていかないと、結局バンドサウンドはまとまらないと思います。
意味がないとまでは言いません。
が、やはりバンドにおける音作りというのは兼ね合いなのです。
自分の音と、メンバーの音がどう融合するのかは非常に重要な問題です。
趣味でやる分には音を出して楽しいね、で十分なんです。
その範囲でやる分には、細かな音作りでなくても十分楽しめるんですよね。
あくまで趣味は趣味。
音がぶつかることへのストレスを感じるくらいなら、最初から何となくいい音だ、くらいで音質については満足しておいて、音を合わせることの楽しみを感じた方がよほどいい時間を過ごせるのではないかななどと思います。
で、結局何となくよければOK
長々と書きましたが、プロのように厳密な音作りが求められるわけでもないので、気張って100点の音を出そうとするよりも、毎回80点位の音を出せればいいのではないかと思うのです。
80点の音ってどんな音?
人によっていろいろ定義は出来るのでしょうが、わかりやすく言うなら、何となくいいねと思えればOK。
自分はそのくらいだと思います。
そのくらいの音でも十分いい音だと思って弾くことが出来ると思いますし、楽しい時間を過ごすことが出来るのではないでしょうか。
まとめ
今回はギターの音の作り方について思うことを書いてみました。
アマチュアはどんなに綿密に音を作っていったところで、毎回ベストの状態を保つのは難しいというお話をしました。
その理由は4つ。
1. 機材が何であろうと、どうせ好きな音を目指す
2. 無意識に弾き方で音を微調整する
3. アンプや部屋が変われば、音も変わる
4. 一緒にやる仲間が同じレベルで音作りをするわけではない
これらの理由により、ある程度いい音くらいのところで音を作れば十分だと言えると思っています。
毎回100点の音でなく、毎回80点以上の音を出せる。
このくらいの方が環境が変わろうとも、自分なりのいい音をキープ出来るように思います。
これは言い換えれば、どの状況でもある程度以上の範囲に収まる音作りを考えるということでもあります。
その範囲に収めた上で、毎回出来る範囲で微調整する。
何となくでOKと言いつつ、割とレベルの高いことのような気もします。
それではこれを踏まえて、実際にどのように機材を選んでいけばいいのか。
スタジオに入るということを踏まえると、実際はどうエフェクターを選んでいくのか?という話になると思いますが、それはまたの機会に触れていきたいと思います。
それでは。
今日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。