自分の音でギターを弾くために考えておくべきこと

こんにちは。

ゆうです。

高校に入る辺りからずっとギターを弾いています。

だから、ギター歴はもう20年ということになりましょうか…。

その割にはちっともうまくなっていないわけですが…。

 

なぜギターを弾くのか?と問われれば、

そりゃ楽しいからだという答えになるのですが、一言で楽しいと言っても、ギターの楽しみもいろいろあるわけです。

 

自分が演奏する楽しさだったり、それを人に聞いてもらう楽しみだったり。

1人で黙々と演奏を研究する楽しみだったり、仲のいい仲間と一緒に音を出すことだったり。

 

妙にうまく弾けた時には嬉しいですし、人と演奏しててやたらと全員の息があった演奏になった時も嬉しいし楽しいですね。

 

20年もやってると楽しいことや嬉しいことはたくさんあるのですが、

その中でも特に記憶に残っていることがあります。

 

スポンサーリンク

「めっちゃ気持ちいい音ですね」

大学生の時にライブをしたのですが、そこのライブハウスのスタッフの方が

 

「めっちゃ気持ちいい音ですね」


と、おっしゃってくれました。

 

今思えばなんてことない気持ちでそう言ってくれたのでしょうが、

その当時の自分にとってはいい意味で衝撃的でした。

 

嬉しかったんですよね。

ほとんどアマチュアの演奏だとしても、ライブハウスのスタッフさんは毎日のようにいろんな人の演奏を聞いていて、耳が肥えているだろうに、その人に音が気持ちいいと言ってもらえる。

しかも1人だけじゃない。

そこのスタッフの方、複数人にいい音だと言ってもらえる。

 

ましてや特別な機材を使っていたわけでもありません。

よくある機材を使って、工夫して工夫して、ようやくこれと決めた音だったんです。

 

そういった自分のセンスの部分や弾き方の部分を褒めてもらえた気がして本当に嬉しく思ったのを覚えています。

きちんとした耳を持っている人に褒めてもらえるというのは、ものすごく嬉しい出来事でした。

 

あれから10何年も経ちますが、いまだに非常に心に残っている一言です。

 

スポンサーリンク

ギターの音のバリエーションは無限

ギターと言っても、エレキギターに限る話ですが、

エレキギターの音というのはある意味無限に加工が出来ます。

 

ボタン一つでピアノの音になったりオルガンの音になったりするキーボードを思い浮かべてもらうと分かりやすいと思うのですが、

電子音というのは加工の仕方によって、ピアノみたいな音にしたりオルガンみたいな音にすることが出来るんです。

 

エレキギターも加工することで様々な音を出すことが出来ますし、ウォークマンとかについているようなイコライザーを使って音質に変化を付けることも出来ます。

もし、エレキギターの音色の種類がどのくらいあるのか?という話をすると、それこそ星の数ほど。

無限にあると言っても過言ではないでしょう。

 

もちろん、大別は出来ると思うので、無限にあるなどと言うのはこだわって弾いているギタリストくらいなものだと思います。

聞き手にそんなもんは関係ない。

 

でも、弾き手からするといい音はどれか?

どうすればいい音にたどり着くのか?というのは永遠の課題だったりするんですよね。

その中でたった1つの音を選んで、聞き手に届ける。

 

実にロマンのある話だとは思いませんか?

 

でもそのためには自分の好きな音ってどんな音なのか?

それを愚直に考え続けなければなりません。

 

スポンサーリンク

いい音ってなんでしょう?

ギターを弾く理由に「人に聞いてもらいたい」という理由が入っている人にとっては、「いい音とは?」という疑問はやっかいな問題です。

いい音とはどんな音なのか?

 

自分が弾いていて気持ちいい音なのか?

それとも、聞き手が聞いていて気持ちいい音なのか?

 

これらが一致していればいいんですが、人間には好みというものがあって、人によっていいと思う音が違うというのが面倒なところです。

(面倒という言い方はよくないかもしれませんが…)

 

自分がいいと思っても聞いている方はそうでもなかったり、聞いている方がすごくいいと言っても自分がそうでもなかったり。

聞き手にもいろいろな方がいらっしゃるので、10人いたら10個の好みがあるというのもまた事実です。

 

どこに合わせるべきなのか?

人がどうのこうのじゃなくて、曲の雰囲気を作るために好みは殺して曲に合わせるべきなのか?とか。

とても難しい問題で、多分みんなすごく迷う部分ではないかと思います。

 

こういった葛藤の中でたった1つの音色を選び演奏した結果、耳の肥えた人に「この音いいね」と言ってもらえた時の感動と喜び、何となく理解してもらえるでしょうか?

 

結局、どの音で弾くことにしたのか?

結論から行くと、自分が気持ちいい音だけを出すことにしました。

 

ライブハウスの方に褒めていただいて自信がついたというのもあります。

が、何より好みが共通しているわけではない聞き手全てに合わせて音を作るのは不可能だという結論に達したことが一番の理由です。

 

そして、自分自身が一番楽しめる方法とは何か?と考えた時に、自分が好きな音で弾くのが一番楽しめると思うんです。

誰かに合わせて音を作るとするなら、極端に言うなら弾くのは自分でなくてもいいだろうし、なぜギターを弾くか?という理由が薄れていくのではないか?

そんな風に思います。

 

ギターの音作りを通して学んだことは、まずは自分の感覚で思いっきりやってみて、それをぶつけてみるのがいいのではないか?

ということでした。

 

こういうのって日常でもよくあるでしょ?

ここまでギターの音の好みについて話をしてきましたが、こういうのって日常生活でよく出くわすことではないかと思います。

 

人によって感覚や好みが違うから、思わぬところで人とぶつかってしまう。

きっとあなたにも経験があるでしょう?

 

実生活だと相手と自分の感覚が違うことも理解して話をしていかないといけませんが、

それでも、自分の意見として自分の感覚丸出しのことを言うのは構わないのではないでしょうか?

それによって揉めることがあるとしたら、自分の感覚を相手にぶつけたからではなく、

相手に自分と違う感覚がある可能性を無視して不躾に自分の感覚をぶつけたからではないかと思います。

 

要は意見そのものがいい悪いとなる前に、そんな言い方ってある?とかそういうところで揉めるのではないかと思います。

そりゃお前はそれでいいかもしれないけど、こっちはそれじゃ困るんだよ、という部分を無視してしまっているという…。

 

でも、そこさえ気をつければ自分の感覚や好みを丸出しにして動くことも決して悪くないと思います。

自分はそう思っています。

もちろん、わがままにならない範囲で。

相手にイヤな思いをさせない範囲で。

 

だから、自分は自分がいいと思うように思いっきりやろうと思っています。

 

念のため、言っておくと

こういう意見を述べると、それによって誰かに迷惑をかけることだってあるし、ナンたらかんたらと言う方もいるのですが…

それは十分わかっているのです。

 

その辺の細かい話を今する気はありませんが、相手に感情があり相手の感覚がある以上、それらを汲んだ付き合い方をしなければなりません。

また、いわゆる常識をわきまえなければならないことも当然だと思います。

 

それらを押さえた上で、自分が感じたようにやってみたり、周りを巻き込んでみるのは決して悪いことではないと考えています。

 

まとめ

珍しく趣味であるギターの話をしてみましたが、何でも続けていると学べることがあります。

 

自分の感覚でやってみて、それを相手にぶつけてみる・伝えてみる。

ギターの音色で学んだ教訓ですが、あれから10年以上たった今でも自分の中では強く根付いている教訓です。

 

自分の好きな音とはどんな音か。

それをひたすら考え続ける。

 

多分、1日や2日じゃ辿り着けないと思います。

1年も2年も、

もしかするともっと長い期間、自分の好みの音と向き合うののに時間がかかるかもしれません。

でもそうしている内に、どこかの地点で自分の音に対して覚悟が出来るようになります。

自分の感覚に対して決着が着くというか…。

 

そうやって自分の好きなものを追い求めていると、不思議とその音には説得力が出てくるように思います。

その説得力は、音の好みを越えて、みんなに届くものではないかと思っています。

 

今日も自分は自分の好きな音でギターを弾いています。

 

それでは。
昨日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

こんな記事はいかが?