こんにちは。
ゆうです。
今回、SEL16F28という広角レンズを購入しました。
軽くて小さくて、
なかなか持ち歩くには便利なレンズです。
このレンズ果たして
標準レンズと比べると画質はどうなのでしょうか?
今回の記事では
α6000のレンズキットにくっついてくる標準レンズと
広角レンズSEL16F28の両方でいろいろ写真を撮ってきました。
標準レンズ・広角レンズを比較・レビューしてみます。
標準レンズと比較する広角レンズ SEL16F28
レンズの前に大前提として
使っているカメラはα6000です。
で、今回比較・レビューするレンズは
SONYのSEL16F28という広角レンズです。
焦点距離は16mm(35mm判換算で約24mm)。広角単焦点レンズということになります。
16mmっていうのは、
実は標準レンズの広角側と同じなんですよね。
標準レンズは16mmから50mmのズームレンズなので。
F値は2.8から22まで。
16mmに設定時の標準レンズでは3.5から22なので、
SEL16F28の方が絞りはもう少し開放できますね。
あとこのレンズ、とにかく小さく軽いです。
次の写真の左側が標準レンズ、
右側がSEL16F28です。
明らかに広角レンズの方が小さいですよね。
重さも標準レンズが116gに対して
広角レンズはわずか67g。 たまご1個がだいたい60gなので、その軽さがどれだけ軽いかおわかりいただけるでしょう。
このサイズ感、非常にいいですね。
値段的にも2万3千円前後くらいと、
一眼のレンズの中では手の出しやすい値段であることも嬉しいですね。
ちなみにこのレンズ、
最大の特徴はコンバーターを装着できることにあるんです。これについてもあとの方で触れるので、
ぜひ、最後までお楽しみください。
標準レンズ VS 広角SEL16F28 比較レビュー
今回の比較について、
広角レンズの方は16mmの単焦点なので、
ズームの部分を比べても仕方がないなと思うんですよ。
なので、標準レンズは広角側16mmで固定しての
比較をしていきたいと思います。比較条件は次の通りです。
- ホワイトバランス・露出はすべて同じ設定で撮影
- シャッタースピード・ISOは自動調整
- F値はそのつど変更
では、さっそくそれぞれの条件で
見てみましょう!
同条件 F値5.6で比較する
まず、F値5.6同士で比べてみましょう。
これが標準レンズの1枚。
続いて、広角SEL16F28の1枚です。
うーん…
ぶっちゃけあんまり差はないような気がしますね。
他の場所で撮った写真も比べてみましょうか。
標準レンズ、広角レンズの順で並べます。
更に並木道の写真も見比べます。
どちらも違いはほぼ感じないですかね…。
少なくとも広角同士で比べる分には
ほぼ差はないと言っていいかと思います。
どちらも16mmという広角で
風景を撮るとかなり広く写りますよね。
このあたりのダイナミック加減は、
写真を撮っていてとても楽しいと感じる部分です。
次にいろいろF値を変えて比べてみましょう。
F値を変えながら比較する
F値は標準レンズで3.5から22。
SEL16F28では2.8から22です。
共通する範囲の中からF値をいくつか選んで
撮影しました。
3.5、5.6、8、14、22で撮り比べ、
SEL16F28については絞りを最大に開放した2.8の写真も用意しました。
結論から言うと 画質的に大きな差は見られませんでした。
確認の意味で見比べていただければと思います。
SEL16F28のF値2.8
最初に広角レンズのF値2.8の写真をお店します。
F値3.5で比較する
先に標準レンズの写真です。
次に広角レンズ。
F値5.6で比較
こちらも先に標準レンズです。
次に広角レンズ。
F値8で比較
まず標準レンズの1枚です。
次に広角レンズ。
F値14で比較
先に標準レンズの写真です。
次に広角レンズの写真。
F値22で比較
まず標準レンズの写真です。
次に広角レンズ。
どうでしょう?
ぶっちゃけあんまり差は感じないですよね?
おまけ比較:TAMRONのズームレンズの広角側と比較
ついでなのでTAMRONのズームレンズの広角側、
焦点距離18mmで撮った写真とも比べてみましょう。
先に冒頭でもお見せしたSEL16F28の写真です。
次にTAMRONのレンズです。
焦点距離が若干違うので、
写っている多少違いますが、
大差ないですよね。
というか、TAMRONの方が若干くっきりしているかもしれません。
この広角レンズ…
標準レンズと比べても大差なく、
広角専用じゃないレンズと比べても差がないか、やや負けている…。
イマイチなレンズなのでしょうか…?
いいえ、そうではないんです。
実は、このレンズの最大の特徴…
それは別売りのコンバーターをつけられることにあります。これを語らないことにはこのレンズは語れません。
SEL16F28の最大の利点:コンバーターをつける
何を隠そう、このSEL16F28には 外付けのコンバーターレンズというものが存在します。
それがウルトラワイドコンバーターと、
フィッシュアイコンバーターです。
ウルトラワイドコンバーター装着すると 焦点距離12mmの超広角レンズとして、 フィッシュアイコンバーターは装着すれば 焦点距離10mmの魚眼レンズとして機能するようになるんです。
特に魚眼レンズはなかなか高価で
サードパーティ製でも4万〜5万程度はしてしまうレンズです。
かなり廉価で、しかも純正のものを3〜4万程度で
手に入れられるのは魅力です。
アイフィッシュコンバーターは購入しましたが、 例えばこんなような写真が撮れるようになります。
写真の周りが特徴的にゆがんでますよね。
魚眼レンズってこんな風に 写真の外側がぐいっと歪むんです。
この特徴を並木道なんかで使うと
非常に面白い写真が撮れます。
ぐぐーっと木がせり出してきているような感じで
すごくないですか?
自分はこういう表現方法、すごい好きなんですよ。
このフィッシュアイコンバーターについてはまた別記事で
かなり詳しくまとめてみました。
話を戻しますが、
SEL16F28というレンズは コンバーターと組み合わせることができる 拡張性こそが最大の特徴であり、 このレンズを使う最大の利点だと言えるんです。
標準レンズ VS 広角SEL16F28 比較まとめ
今日はα6000のレンズキットについてくる
標準レンズと広角レンズSEL16F28を比較してみました。
広角側で比較する限り、
正直なところ大きな画質の差は見られないという結論でした。
ただ、SEL16F28の最大の特徴は
外付けのコンバーターを装着することで
超広角レンズ・魚眼レンズとしても
使うことができる拡張性を持っていることでしたよね。
このコンバーターを使う前提で 買ってもいい、 そういうレンズかなと感じています。
今回は標準レンズと広角レンズの比較でしたが、
標準レンズと50mm単焦点レンズ、
標準レンズとTAMRONのズームレンズを
それぞれ比較した記事もありますので、
合わせてお楽しみいただければと思います。
また本記事で見てきたように
標準レンズの広角側とSEL16F28を比べる分には
標準レンズを買う利点もありそうに見えますが、
他のレンズも購入していくだろうことを考えると
やはり標準レンズの購入はオススメできません。
それについての考察はこちらの記事でしています。
参考いなれば幸いです。
それでは。
今日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。