こんにちは。
ゆうです。
ここのところずっとレバレッジ・リーディングに関する記事を書いています。
多分、今回で一段落です。
今回はレバレッジ・リーディングを実際にやってみてよかったと思うことを書いていきたいと思います。
この記事は誰のためのどんな記事?
今回の記事はレバレッジ・リーディングってよさそうだけど、実際どういう変化が起こるんだろう?と思っている方が対象です。
自分もレバレッジ・リーディングという読書法を知って、かなり読み方が変わったと思います。
もう200冊とか300冊とか、そういう数の本をレバレッジ・リーディングの読み方で読んだのではないかと思います。
そんな自分がレバレッジ・リーディングをやってみて、こんなところがいいところだ!と思ったことを、主観で書いてみました。
いろいろあるんですが、特にレバレッジ・リーディングの恩恵を受けているなと思うのが次の4つです。
1. 情報処理のスピードが上がった
2. アイデアを生み出せるようになった
3. 自分の価値観と向き合う機会が出来た
4. 隙間時間を有効活用出来るようになった
特に1番の情報処理スピードは劇的に変化が起こります。
この記事を読んで、少しでもレバレッジ・リーディンをやってみようと思う方が増えれば嬉しいなと思います。
それでは、上の4つの項目を順番に見ていきましょう。
情報処理のスピードがめちゃくちゃ上がった
1時間で1冊を読み切るという時間制限の中で本を読むレバレッジ・リーディング。
やはり、 情報を処理するスピードは圧倒的に上がると思います。
これも細かく見ると2つに分かれます。
1. 瞬間的に必要な情報とそうでない情報を見分ける
2. 読む時に目的を持ち、いい情報を源泉する
ちょっと詳しく見てみます。
瞬間的に必要な情報とそうでない情報を見分ける
例えば200ページの本を1時間で処理しようとすると、1分あたり3.3ページ。
ざっくり20秒で1ページです。
これをまともにやろうとするとかなりきついです。
だから、レバレッジ・リーディングで楽に多読をしようで紹介した斜め読みが出来るか否かが一つ重要になってきます。
斜め読みというのは、こんなような感じに各ブロックの1文目にはしっかり目を通し、大事なことが書いてあると思えばそのままそのブロックを読み込む。
違うと思えば、次のブロックの頭まで飛ぶという読み方です。
でも、単にこれをやれば読む時間が短縮されるかというとそんなことはなくて、キモになるのはその1分目でそのブロックがどのくらい大事なのか見極めることになります。
どう見極めるのか?
それはこのあと話をする目的を持って読むことが重要になります。
その目的に対して重要か否かを決めていくようにするのです。
レバレッジ・リーディングにおいて読むスピードを上げるコツの一つは、頭1行を読んでその情報を取ろうとするか捨てようとするかの判断をどれだけ早く行うかということだと思っています。
このことを意識しながら読むだけで、慣れと共にスピードがどんどん上がっていくと思います。
読む時に目的を持ち、いい情報を厳選する
これも前の項目に通ずるものがありますが、1行読んでその情報が必要なのか不必要なのかを見分けるためには明確な判断基準を持っているかどうかが重要になります。
何のために今この本を読むのか?
つまりどんな情報がほしくて読んでいるのか?というのを前もって決めておくと、ほしい情報に合致しそうか否かという判断がすぐ出来るようになります。
この読み方は逆に言えば、大半の情報を捨てることを選んでいるということでもあるんですが、そのくらいでいいと思います。
極論言えば、1冊の本から1つのコツを拾い上げて、それを実行しました。
というので、十分な価値を拾い上げているんじゃないかと思うからです。
何も考えないで読んでいると、何となく納得して終わってしまうのに、1コをピックアップして実行してみたというところまで繋げることが出来たとしたら、それはすごくプラスになる出来事ではないかと思います。
多読するからと言ってたくさんの情報を拾い上げることはないんです。
たった1コでもいい。
価値あるいい情報をピックアップする方がもっと大事です。
最初から本を読む目的を絞り込んでおく。
大半の情報は捨てる覚悟も持つ。
その上で、たった1個でもいいから実行にまで移せるような情報を拾い上げる。
このくらいの気持ちで読んでる方が、きっちり端から端まで読み込もうという気持ちでいるよりいい情報を拾えているような気がします。
アイデアをもっと生み出せるようになった
レバレッジ・リーディングでは読んでいる途中で思いついたことは余白に書き込んでいくことが推奨されています。
自分もこれ賛成です。
自分の今の立場なら(自分の仕事に置き換えて考えてみたとしたら)この考え方から何を導き出せるか?
何を生み出すことが出来るのか?
どんな風に応用出来るのか?
こんな風に自分ごとにしながら読んでいると、どんどんアイデアは湧いて出てきます。
これもある意味では目的を決めて読んでいるんだと思ってます。
今の仕事の新しいアイデアになりうる情報はないだろうか?と読んでいるということなので。
これでどんどん書き込みながら読み進んでいくと、読み終わった段階でアイデアが散りばめられた1冊が出来上がることになります。
あとは、その中から特にいいと思うアイデアを抜き出して、並べて、整えてあげれば簡易的な企画書が完成してしまいます。
ちなみにアイデアの抜き出し・並べ替え・まとめにはWorkflowyが最適だと思っています。
Workflowyについては過去に書いた、こちらの記事をご覧ください。
自分の価値観と向き合う機会が生まれる
数冊程度だとピンと来ない話だと思いますが、何十冊とか百冊単位で読むようになってくると、段々と線を引くところにも傾向が見えてくるようになると思います。
自分が好きな感じの考え方とか、好きな話題とか。
そういうのが見えてきて、自分がここから先どう進もうか?なんて考える時に一つの参考になるくらいには、自分の価値観と向き合うことになると思います。
たくさんの本を読んで、たくさんの考え方に触れる。
その中から自分と毛色の合うものをどんどん取り入れていく。
これは正に多読ならではのメリットだと思います。
いわゆる精読。
1冊の本をじっくりと読み込むことの利点も十分理解していますが、これだとどんなに時間かけてじっくり読んでも、得られる知識の最大量は1冊分しかないんです。
仮に1冊を10日間かけてじっくり読んだら、10日で1冊分の知識がマックスです。
これに対し荒っぽい読み方かもしれませんが、1日1冊、10日で10冊を多読方式で読んだとすると、触れられる考え方は10冊分。
ましてやきちんとエッセンスを抜き出すレバレッジ・リーディングに手法を正しく取れれば、10冊分をおいしいとこ取り出来るわけです。
自分はこの数多くの考え方や価値観に触れることが出来るのがレバレッジ・リーディングの最大の利点だと思っています。
同じ店に10回行くより、違う店に1回ずつ10軒行った方が新しい発見があるし、自分に対する刺激を与えられる。
本だって同じ。
強いて言うなら、本はサッと読んで、レバレッジメモを精読するのが一番いいかと思ってます。
スキマ時間を読書に当てられるようになった
読書する時はせめて15分とか30分のまとまった時間がないと…という意見もあちらこちらで見ますが、自分は1分あったら読んでてもいいと思ってます。
これはどうせ後でレバレッジメモにまとめるし、そっちをしっかり読み込めば十分だという後ろ盾があるからということでもあります。
短い隙間時間でも今読んでいる箇所の大事な場所を抜き出せればいいのであって、前後関係がどうとか話の流れがどうとか考える必要がないと思っているんですよね。
それはあとでメモにして抜き出した時に、全体の流れは把握出来るんでっていう。
一般論では読書は少しまとまった時間を取るべきだ。
でも、自分はほんのちょっとでもいいと思ってます。
どうせあとでレバレッジメモ読み込むんで、って感じです。
まとめ
ここ数回でレバレッジ・リーディングについて書いてきましたが、実際にレバレッジ・リーディングをしてみるとどんなことが利点になるのか、個人的な主観で意見を書いてみました。
今回書いたことの中でも特に日常生活に変化となって現れるのは情報処理スピードの上昇でしょうか。
これ、本当にちょっとした資料の読み込みだったり、何かの下調べであったり、そういった場面で効いてきます。
オススメの方法です。
レバレッジ・リーディングの細かいやり方については過去記事のリンクをまとめておくので、こちらを読んでみてください。
きっと参考になるのではないかと思います。
レバレッジメモを10倍速で作る方法 ー 写真で取り込んでEvernoteに放り込む
読み終わるとともにレバレッジメモが完成する方法ーKindleを使って一気に要点を抜き出す(1)
読み終わるとともにレバレッジメモが完成する方法ーKindleを使って一気に要点を抜き出す(2)
Sidebooksを使って自炊本も楽にレバレッジメモを作ろう
これでレバレッジ・リーディング系の記事は一段落になると思います(多分)。
この「レバレッジ・リーディング」という本。
自分もいろいろと本は読みましたが、今まで読んだ本の中でも3本の指には入ってくるくらい影響を受けた本の一つです。
この本で人生が変わったと言っても過言ではありません。
だいぶ持ち上げましたが(笑)本当にオススメの1冊です。
ぜひ、読んでみてくださいね。
それでは。
今日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。