workflowyの使い方 上級編 〜複数の情報源をミックスして超まとめを作る〜

こんにちは。

ゆうです。

 

先日、Workflowyというアウトライナーアプリを紹介しましたが、

今回はその使い方をもう少し掘り下げてみたいと思います。

 

前回の記事はこちらです。

 

簡単に言えばアウトライナーというのは、

思いついたことやメモ書きを箇条書きにしていくライティングアプリ。

 

ただ、その箇条書きに親子関係が作れるんです。

「動物」の下に「犬」とか「猫」があり、

「動物」の上には「生き物」がある、みたいな感じ。

 

先に「動物」「生き物」「犬」「猫」と箇条書きにして、

あとからグルーピングしていくことが出来ます。

 

順番を変えたり、親子関係を作ってまとめたりしながら

情報を整理していけるアプリだと思ってもらえればいいと思います。

 

有名なクラウド同期型アウトライナーの一つであるWorkflowy。

今回ご紹介するのはそのWorkflowyを使って

情報をミックスする」方法です。

 

Workflowyのダウンロードはこちらから。

 

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どんなことをするのか?

簡単に言うと、次の3つの工程からなる作業になります。

  1. 情報を探す
  2. 情報を個別にまとめる
  3. 情報をミックスして1つにする

 

まず、何か調べたいものがある時に、それに関連する本やサイトを探してきます。

次にそれぞれの本やサイトをWorkflowyでまとめましょう。

まとめ終わったら、本やサイトをまたぐ形で似たような情報同士を集めて、

全部をまとめて1つにしていくことをします。

 

これをすることで、最初から1つの情報源だったかのように

複数ソースの情報を扱うことが出来るようになります。

 

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これによって何が起こるか?

同じテーマを扱った本でも、著者によって考えや捉え方が違ってくる場合があります。

それがその著者の特徴でもありますが、情報が偏る原因とも言えるわけです。

 

情報源を多くして、それらを1つにまとめていくことで

抜けや漏れのない自分だけのマニュアルようなものを作っていくことが出来るようになります。

また自分自身で情報を厳選しているので、自分にとって有益な情報を集めやすいのも特徴です。

 

この時、概念だけでなくて、どうやって実際の行動に結びつけるのか?

の部分にも注目しながら情報をまとめあげていくのが重要です。

これによって、より質の高い自分だけのまとめを作ることが出来るのです。

 

最終的にこういった情報はきちんと活用されてこそ価値が出てくるもの。

一つの話題に対して包括的に知識を得ることをしつつ、

次の自分の行動にも結びつけやすい形に情報を加工することが出来る

 

その方法が、今回ご紹介する方法となります。

 

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実際の方法はどんなものか?

ちょっと話がそれますが、

実は自分は文房具が好きで、その中でも手帳とペン類に関しては特に関心を持っているのですが、

以前もっともっと効率のいい手帳の使い方はないか?と手帳術の本を読み漁っていた時期がありました。

 

多分、10冊ちょっとくらいの量はこのジャンルだけで読んだと思います。

 

その時に、今回ご紹介している方法を思いついたんですよね。

せっかくなのでその手帳術まとめの過程を振り返りながら

具体的な方法をご紹介していきたいと思います。

 

★まず、情報収集★

情報収集というと大げさですが、要するに関連する本とかサイトなんかを片っ端から集める作業のことですね。

具体的に言うと、次のような種類に分けられるかと思います。

 

大きく分けると次の3つが情報源となります。

  1. 本からの情報
  2. ネットからの情報
  3. その他媒体からの情報

ひとつひとつ見ていきましょう。

 

本から情報を集める

例えば本屋さんや図書館に行って、

「手帳術」と名の付く本を片っ端から買ったり借りたりしてきます。

自分の場合、紙媒体はBOOKOFFなどでまとめ買いしてきてしまいます。

 

あまりヒットしていた本かどうかなどは気にせず、質より量で選びました。

 

この方法をいろいろなテーマで試してみての感想ですが、

質より量で選んだ方がバリエーション豊かな考え方や概念に

触れられる可能性が高いように思うからです。

 

いわゆるヒットしなかった本、無名の本にも1コや2コは吸収できる情報というのが含まれていることが多いです。

その1コや2コというのは他の本では触れられていない奇抜なアイデアだったりします。

逆に奇抜な考え方というのは大ヒットするような本には含まれていないことがあります。

 

出来るだけ多くの種類の情報を集めたいと思うと、

個人的には質より量で選んで集めていった方が、最終的なまとめの質は高くなるように思います。

 

ネットで情報を集める

ネットでも「手帳術」「手帳 使い方」などのキーワードでどんどん検索をかけていきます。

 

ネットも情報を集める段階とまとめる段階を分けています。

まとめはある程度の文量を打つことになると思うので、PCでの作業の方が向いていると思いますが、

情報の収集だけならスマホでも十分だったりしますよね。

 

外の移動中で見つけたような記事もどこかに集めて保存しておくことで、

PCの前でまとめて確認できるようになります。

 

自分の場合、Evernoteというクラウドメモを使って保存しています。

このEvernote、スマホとの相性も非常によくて、

2〜3タップほどで表示中のWebページを丸ごと保存して取っておけるのです。

 

この辺の詳しい方法については、また改めて後日ご紹介できればと思います。

(追記:Evernoteに関する記事はこちらから

 

その他媒体から集める

その他の媒体だと例えば手帳術セミナーのようなものに参加してみたり、

上司や先輩のアドバイスなどがあると思います。

 

こういったものも情報源の一つとして捉えることも出来るので、

いいお話が聞けた時にはぜひ自分の情報としてストックしていただければと思います。

 

ちなみに自分はセミナーの参加まではしておらず、

手帳術のまとめに関しては本のみが情報源となっています。

 

上でも書きましたが、10冊以上の手帳に関する本は読みましたし、

サイトも相当の数を見ました。

 

その中から最高に役に立ったと思うのはこの3冊でした。

これはちょっと余談ですけどね。

手帳の本3冊

 

★それぞれをまとめていく★

ここでは例として「ミリオネーゼの手帳術」という本、

「夢を叶える人の手帳術」という本をまとめるということにしてみます。

 

まとめる元の情報があまりに膨大だと、

例としても扱いにくいです。

今日は2冊を1冊の本であったかのようにまとめる方法をご説明することになりますが、

やり方自体はまとめるのが2冊だろうが、10冊だろうが同じです。

 

本を読みながら気になったところや納得したところに線を引いていき、

あとで線を引いたところだけworkflowy上に抜き出していくということをしましょう。

と言っても結構な文量を打ち込むことになると思うので大変だと思います。

 

(参考:本の読み方)

 

本をまとめる場合、最初から章立てしてあるのでまとめも作りやすいと思います。

実際に2冊をまとめたものが次のようなものです。

 

ミリオネーゼの手帳術(以下ミリオネーゼ)

  • 手帳を使う目的
  • 具体的な手帳の使い方
  • 目指すべき状態
  • 予定の組み方
  • 仕事が出来る人の共通項の一つは、「決めて行動する」力が強いこと
  • 時間を使うなら、使った時間の分だけ結論を出したい
  • クッションの時間を持たせておく
  • 自分の立場や日々の状況に対応して、
    自分の気持ちをプラスに持っていくようにできるかどうかが、その人の「幸せ度スキル」
  • 仕事の効率を上げ、時間を有効に使おう

 

夢を叶える人の手帳術(以下ゆめかな手帳術)

  • 目指すべき状態
  • 手帳によって整えたいこと
  • 作っておきたいリスト
  • 予定の組み方
  • 目標の叶え方

 

実際はこれらの項目の中に、更にいろいろと書かれているのですが、

細かすぎると説明も複雑になって伝わりにくくなるので、

この状態の2つのまとめを1つのまとめにしていきたいと思います。

 

★全部をミックスして超まとめを作る★

今回はあくまで方法の説明がメインなので情報源は本2冊のみということで話を進めますが、

本来ならばもっと情報源の量は多いはずです。

この2冊を実際にまとめていきますが、結論から先に行くと大きく以下のようなまとめ方をしています。

  • 目指すべき状態
  • 様々なインプットからの落とし込み方法
  • 具体的に手帳を使ってしたいこと
  • 手帳作りのルール
  • 作っておきたいリスト
  • 予定の組み方
  • 仕事効率アップ

それぞれをまとめたものを見てみると、何となく共通しているものがありますよね?

 

例えば「目指すべき状態」というまとめは両方に存在しているので、

これはすぐにくっつけて一つに出来そうですよね。

「予定の組み方」に関しても同様です。

 

「手帳を使う目的」と「手帳によって整えたいこと」というのは似ています。

厳密に言うと「手帳を使う目的」の中に「手帳によって整えたいこと」が含まれているようなイメージでしょうか。

 

手帳を使って抜けをなくしたり、時間を可視化したりして生活を「整えたい」ということが

「手帳を使う目的」の一つであるわけです。

こう考えると「手帳を使う目的」の中に「手帳によって整えたいこと」を吸収させて、

一つの項目に収められそうですよね。

 

こんな感じで2冊の本を一つのまとめのように仕立てていくのです。

 

更に下位の項目の扱い方 〜優先順位を決めておく〜

もちろん実際は下位の項目というのがあるわけです。

例えば「目指すべき状態」の中に次のような項目があるんですよね。

 

  • やりたいことを全てやれるようにする
  • 時間が可視化出来ている
  • 自分で自分の時間を予約出来るようにする
  • なりたい自分になる

 

だとすると、これらもまたミックスしていけるんですよね。

まとめられます。

 

で、若干ややこしくなる可能性があるのが、

上位項目が共通していない場合。

 

つまり、ミリオネーゼの方では「目指すべき状態」の中に「時間を可視化する」という項目があり、

ゆめかな手帳術では「予定の組み方」の中に「時間を可視化する」という項目があるような場合。

 

このような時は主軸を決めておくと楽です。

今回でいうと、ミリオネーゼの手帳術にゆめかな手帳術を吸収させるようなイメージ。

もちろん逆でもいいです。

 

こういう風に優先順位をつけておくと、分類しやすいですよね。

先ほどの例で言えば、「目指すべき状態」の中に

ゆめかな手帳術の「時間を可視化する」の項目を入れるということですね。

 

その他片方にしかない項目

ゆめかな手帳術の方では様々なリストを作ることが提唱されていますが、

ミリオネーゼの方ではリストというのはあまり取り上げられていません。

こういうような場合は、ゆめかな手帳術のまとめがそのまま超まとめの方に入っていくわけですね。

 

もちろん、自分がその項目に関して興味がなければ

そこは省いてしまっていいと思います。

 

自分の興味のあるところ、

もしくはためになるなと思ったところを

まとめの中に組み込んでいけばいいんです。

 

こうしてどんどんまとめていくと

2冊の本があたかも1冊の本だったかのように、情報がまとまっていきます。

 

これを自分が集めた全ての情報でミックスしていくと

複数の情報源をミックスした超まとめとも呼べる資料が出来上がるわけです。

 

まとめ

今日はWorkflowyを使って複数の情報をまとめる方法を紹介しました。

 

最初はすごく手間のかかることのように思うかもしれませんが、

慣れてくると割と短時間で出来るようになります

 

この方法を試してみるとかなり広範囲から情報を拾って、

かつそれを自分の使いやすい形に加工することが出来るようになります

個人的にはこの方法がWorkflowyを使い始めて一番便利な使い方だなと感じています。

 

他にもいろいろと便利には使っているんですが、

workflowyの便利なところってまずはどんどん書きなぐっていって、

アイデアが出きったところでまとめにかかるっていう手順が踏めるところだと思うんです。

そういう意味では今回ご紹介した使い方も、その便利な使い方に沿った使い方ですよね。

 

この使い方も本当に便利なんですが、

他にもいろいろと使える技があります。

 

例えばブログ記事なんかもWorkflowyを使うことで

大きな枠組みをさっと作ることが出来るようになります。

 

枠組みを作ってから書き始めることで

話の内容がブレずに、一貫した話をすることが出来るようになるんです。

 

最後に改めてWorkflowyのダウンロードリンクを貼っておきますね。

Workflowyのダウンロードはこちらから。

 

かなり長い記事になりましたが、

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

それでは。

昨日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。

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