こんにちは。
ゆうです。
前回、ノートブックによるEvernoteの整理についてご紹介しました。
今日はもう一つの整理の武器、タグ付けの話をしていきたいと思います。
まず、どのような操作をしてタグ付けをしていくのかの前に、なぜタグ付けをするのか?について説明いたします。
タグをつけてみよう
タグ、と言われてもピンと来ない方も多いと思いますが、個人的には付箋のようなものだと捉えています。
例えば、青色の付箋を付けた書類はプロジェクトAに関係する書類、
黄色の付箋はプロジェクトBの書類に。
こんな風に書類の種類によって色分けをしたことがある方は多くいるのではないかと思います。
(これでもピンと来ない方は、ノートを取る時の色ペンみたいなものだと思ってもいいかもしれません。)
これをEvernote上で実現するのが、タグという機能です。
タグ付けをする意義
タグを付ける意味は大きく2つあると思います。
- 検索を容易にすること
- 複数のノートブックにまたがったの似た分類のノートを、タグによって繋げること
どちらもこれらの考え方を軸にすると、自分の中である程度タグ付けに対してルールを敷くことが出来る考え方だと思います。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
検索を容易にする
自分が普段使っているEvernoteアカウントで「Evernote」と検索してみたら、497個のノートが見つかりました。
これはEvernoteという単語が一言でも入っているノートは全て検索に引っかかるので、このような数になるのですが、
自分の場合、趣味がギターということもありEvernoteを使ってちょこちょこ録音します。
Evernoteで録音すると必ず録音データの名称に「Evernote」という単語が入ってくるので、このような時に全部検索に引っかかってきてしまうのです。
しかし、Evernoteと検索する時に引っ掛けたいのはEvernoteに関する情報であって、Evernoteで録音した音源ではないわけです。
この時にEvernoteに直接関係するノートに対して「Evernote」というタグを付けておくと、このタグが付いたノートだけを一瞬で抽出することが出来ます。
このようにEvernoteという検索に対して、Evernoteというタグを一緒に検索結果として表示してくれるんですね。
ここで「Evernote」のタグを選ぶと、めでたくEvernoteに直接関係するノートだけを表示させることが出来るわけです。
自分の場合、25個のノートに対してEvernoteタグを付けていました。
このくらいまでノートの数が絞れると、目で追って探すことが可能ですよね。
タグ付けの意義の一つ目は、このように検索結果のノイズをなるべく排除して、自分の目的のノートを絞り込みやすくすることになります。
複数ノートブックにまたがったノートを繋げる
これは佐々木正悟さんという方が書かれている「Evernote仕事術」という本に載っている図が非常にわかりやすいので、ちょっとお借りしたいと思います。
佐々木正悟(2015) 『Evernote仕事術』東洋経済新報社より引用
この図のようにEvernoteを使い続けていくと、様々なノートブックを作ることになると思います。
この例ではプロジェクトごとにノートブックを作っています。
3つのプロジェクトがあり、それぞれのプロジェクト自体は独立しているんですが、「アイデア」「ログ」などのように独立していながら似た性質を持つノートブックというものが混在することがあります。
このような時、全てのプロジェクトの「アイデア」に属するものに「アイデア」タグを付けると、ノートブックをまたいで「アイデア」だけを表示させることが出来るようになります。
アイデア発想の時、関係なさそうなアイデア同士が繋がって新しいアイデアが生まれてくることもあるので、このようなまたがせ方は非常に有効かと思います。
「アイデア」の例の他に「領収書」という例が載っているんですが、その方がピンと来るでしょうか?
領収書自体はプロジェクトごとに記録しておきたい、でも会社に申請をする時にはまとめて領収書だけを表示したい。
こんなような時に使えますよね。
まとめ
今回はタグを付ける意味について説明してみました。
次回は実際にタグをつける手順をご紹介します。
個人的に次回のタグ付けの操作で、基本的なEvernoteの使い方はマスターしたと言えると思います。
その後はどんなメモを増やしていくと役に立つのか、
それらをどう自分の日常に役立てるのかなど、
実践編とも言える内容をご紹介していけたらと思っています。
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