本の電子化マニュアル(1)- なぜ本をPCなどに取り込む必要があるのか分からない方へ

こんにちは。

ゆうです。

 

さて、今日から何回かに渡って、

紙の本をパソコンに取り込んで電子化することを考えてみたいと思います。

 

今日はまずどんな作業が必要になるのかの概要、

紙の本と電子化された本のそれぞれのメリット・デメリットなどについて考察していきたいと思います。

 

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本の電子化の概要

全体の流れ

紙の本を電子化する場合、大まかに言えば

本を切って、スキャナでパソコンに取り込む、となります。

取り込み作業自体はこれだけ。

 

どちらも慣れてしまえば難しくはありません。

1冊の取り込み時間はビジネス本や漫画なら、

5分かかるかどうかくらいで取り込めてしまいます。

 

電子化のメリット・デメリット

本も紙の本とデータの本では

やはりそれぞれにメリットやデメリットがあります。

 

それぞれ考えてみたいと思います。

 

紙の本のメリット・デメリット

紙の本の一番のメリットは気軽にパラパラとめくれることにあります。

本の全体感を把握するのも楽だし、一度読んだ本をおさらいするのも楽。

それから、簡単に書き込みが出来るということもメリットの一つ。

 

感覚的な話になりますが、紙の質感というのもやはり安心感があります。

これは昔から触れてきた本が紙であったことに起因すると思いますが、

スマホでマンガ読むのも当たり前という世代にとっては賛否が分かれるところかもしれませんね。

 

デメリットは持ち運びが大変だということ。

1冊だけならいいけど、複数の本を持ち運ぼうと思うとやはり重い。

 

更に見たい資料が一瞬で見つけられない可能性があることも挙げられます。

あの記事読みたいんだけど、どの本だっけ?

これだっけ?いやあの本だっけ?

この本なのは間違いないんだけど、どこだったっけ?ということがある。

情報を探す時に自分の記憶に頼る部分が多いんですね。

 

電子化された本のメリット・デメリット

 一方、電子化された本のメリット・デメリットはどんなものでしょう?

これはシンプルに、紙の本のメリット・デメリットと相対します。

 

メリットは何冊でも、メモリ容量が許す限りは持ち運びが出来るということ。

一度本を電子化してしまえば、ネットのつながる端末があれば

いつでもどこでも読める環境が整います。

 

つまりiPhone1個の重さで、何十冊という本の持ち運びが出来る。

参照用の資料を大量に持ち運ぶということも簡単に出来るわけですね。

 

それから当然データなので、文字列の検索が出来ます。

紙の本のデメリットで挙げたあの記事読みたいんだけど?

に対する解決方法がここにあります。

 

複数の本をまたいで一発検索かけることも出来ます。

これぞデータ化の最大の理由と言えるのではないでしょうか。

 

基本的にタブレットやパソコンなどの画面で読むことになるので、

真っ暗な部屋でも読めるというのも、メリットの一つです。

 

デメリットについては、パラパラと一気にページをめくることが出来ないので、

あっちのページを見て、今度はこっちのページを見て…というような参照の仕方には向いていません。

 

また、ザーッと読んで全体像を把握するというのも向いてないです。

読んでる途中でちょっと目次を確認したいという時も、

今のページ数を覚えておいて、目次を見て、そのページ数にまたアクセスしてということになります。

指を挟んでおいて目次を見てきて、一瞬で元のページに戻るということは当然できません。

 

あとは画面の大きさに制限があるのもデメリットになりうる点です。

iPhoneで本を読もうと思うと、文字サイズ的にツライ場合があります。

 

もちろん拡大して読むことは出来ますが、

スキャンしたデータは基本的にPDFなので

拡大したところで扱いにくいことには変わりません。

 

要するにパソコンで読むなり、タブレットを使うなり、

使うものを選ばなくてはならない場合がある。

こういった部分はデジタルの融通のきかなさだと思います。

 

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オススメはアナログ × デジタル

こういった一長一短が紙にもデータにもあるわけですが、

自分の一番のオススメは読む時は紙の本、

それを資料として使うには電子化された本、という考え方。

 

なぜ読む時に紙の本がいいのか?と言えば、

書き込みするのが簡単だからという理由にほかなりません。

 

本の読み方も人それぞれですが、個人的に思いついたことはどんどん書き込んでいくのがオススメ。

書き込むことは単純に感想でもいいし、自分の仕事だったらこうするなというアイデアでもいい。

大事だと思った所に線を引いておくのでもいい。

これをやることで本が自分のアイデア帳に進化するわけです。

 

蛇足ですが、

このあたりの考え方はレバレッジ・リーディングという本の考え方が

非常に参考になります。

 

もちろん、いいと思った本は

紙のまま繰り返し読めばいいんです。

その時に大事なところに線が引かれていれば、その線を中心に読んでいけばいいので、

楽に大事なところを刷り込んでいけますよね。

 

もう十分刷り込めたと思ったところで電子化しましょう。

このタイミングで電子化するということは、

自分の書き込みも一緒にデータ化するということになります。

 

あとで必要になって参照しようとした時には、アイデア帳と化した本を読めるわけです。

しかも、データ化されているということは検索もできます。

ここまで出来るようになると、アナログである紙の本と、

電子化されたデジタルの本をいいとこ取りで利用できるわけですね。

 

こういったデータ整理にはEvernoteというアプリが非常に向いています。

興味があるようでしたら、一度ご覧になってみてください。

 

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まとめ

今日は電子化作業に先立って、

紙の本と電子化された本のメリット・デメリット、

またそのかけ合わせ方について考えてみました。

 

自分は今回紹介したような紙の本に自分のエッセンスを加えて、

最終的に電子化するというスタイルがすごく好き。

すごく便利だと思います。

 

人によって便利に感じるポイントは違うと思いますが、

これから電子化をしてみようという方も、既にしているという方も

ちょっとだけ書き込みをしてみたりと、自分のエッセンスを加えてみることをオススメします。

 

次の記事で具体的な本の裁断方法や、スキャンしていく時の方法、その実用方法なんかを紹介しています。

こちらもぜひ読んでみてくださいね。

 

それでは。

昨日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。

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