本の電子化マニュアル(3)- 電子化した本を辞書化、ジャンルを横断して検索する

こんにちは。

ゆうです。

 

前回までの記事で紙の本を電子化する理由と、具体的な作業手順を紹介してみた。

 

過去記事

本の電子化マニュアル(1)- なぜ本をPCなどに取り込む必要があるのか分からない方へ

本の電子化マニュアル(2)- 本をパソコンに取り込んでみたいけど、必要なものもやり方もピンと来ていない人へ

 

前回までで電子化するところまで出来たはずなので、

今回は電子化した本をどのように取り扱うと、より便利に使うことが出来るのか?についてお話してみたいと思います。

 

ちなみに今回の話はスキャンした本がビジネス本だったり、専門書だったりというのを前提としているので、

スキャンするのは小説のみだという方は読み飛ばして頂いたほうがいいかもしれません。

 

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電子化した本の取り扱い方

本の電子化マニュアル(1)で、本を電子化するメリット・デメリットについて語った。

要するに検索出来るようになるというところが一番の目的ではないかと思う。

 

データ化したものを検索可能にするにはOCRという機能に頼ることになる。

OCRとは簡単に言えば、画像の中にある文字を文字として認識する技術のこと。

つまり、写真の中にある文字も検索対象に出来るように出来る技術。

 

文字列で検索をかけて、いつでもほしいデータが呼び出せる。

本に対してもそういったアクションが取れるようになるというのが、電子化の醍醐味と言ってもいい。

 

OCR機能自体はおそらく大抵のスキャナ付属のソフトについていると思うんだけど、

なきゃないでオススメの方法がある。

 

それはEvernoteを使うことだ。

 

オススメの管理方法はEvernote - 本を辞書的に使う

Evernoteとはなんぞ?という人はこちらの記事を読んでみてほしい。

 

簡単に言えば、クラウド同期出来るメモ帳のこと。

Evernoteは写真でも動画でも上げられる。

当然電子化した本のデータも上げられる。

 

自分のEvernoteの中にはスキャン済み書籍という名前のノートブックがあって、

1ノートに1冊の本(1つのPDFファイル)という形で管理されている。

スキャン済み書籍

こんな感じ。

 

Evernoteのすごいところは、Evernoteにアップロードしたデータには自動的にOCRの技術が適用されるということだ。

つまり、Evernoteに画像を突っ込んでおけば、その画像に含まれれる文字は検索対象になるのだ!

 

本のデータ、恐らくPDFにでもしているかと思うけど、

このPDFをEvernoteに突っ込むと、PDFの中身は全て検索対象になる。

これは…本気で便利よ?

 

ただし、PDF内のデータを検索するのはEvernoteの有料プランに申し込む必要がある。

あるけど、本が増えてきたらPDF内を検索するという機能だけのために有料にしてもいいと思う。

少なくとも自分はそのくらい価値を感じている機能だ。

 

ついでに言うとEvernoteはクラウド型のメモ帳なので、いつでもどこからでもアクセス出来る本棚を持つことになる。

これもなかなかありがたい。

 

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ジャンルを横断してエッセンスを汲み取る

このPDFの本の中を一気に検索することの最大の恩恵は、ジャンルを超えた一括検索が出来ることにあると思う。

 

とりあえず、実際に検索をかけるとどんな風に結果が表示されるか見てみよう。

「iPhone」と検索をかけるとこんな風になる。

検索iPhone

この図は「文具術」という本の目次に書かれた「iPhone」という文字に検索が引っ掛かった時のもの。

左側はスキャンした本の中に「iPhone」という文字列が含まれているものが一覧表示されている。

 

本の読み方なんかにもよるけど、自分の場合新しい何かを学ぶ時、

それに関する本を一気に数冊続けて読んだりすることがある。

だから、似たジャンルの本が複数スキャンされていることがあるんだけど、

それに関する情報がほしくて検索をかけるということは、その複数の本に対して一気に検索をかけることが出来るようになるということ。

電子辞書とも呼べるような使い方が出来るわけだ。

 

それだけでもすごい。

十分すぎるほどの恩恵がある。

でも、その恩恵はそれだけで終わらない。

ジャンルを横断して検索することすら可能なわけで、これをうまく使った時の恩恵こそがこの方法の一番の利点かもしれない。

 

例えば自分のEvernoteで「練習方法」と調べてみる。

この場合、ギターの練習方法が出てくるということを想定して検索したわけだけど、結果的にこのような検索結果が表示される。

検索練習方法

ほとんどギター関連の本が検索結果に表示されるんだけど、注目すべきは下の方にある「がらっと」という本。

この本はいわゆる自己啓発の本。

このようにジャンル違いなのに検索結果として出てきた本は、実はとても有用だったりする。

 なぜなら、他のジャンルでの何らかの練習方法の考え方を、ギターの練習に持ち込むことが可能になるから。

 

例えば、英語の練習とギターの練習には共通点はないのだろうか?

いや、自分はあるんじゃないかと思う。

どちらもシンプルなことを瞬時に、正確に出来ることが大事だと思う。

また、どちらも自分の弱点を把握して、それを補うような練習が必要なのも共通ではないだろうか。

 

要するに「練習」というものの根本的なエッセンスについて考える機会が与えられるのではないかと思っている。

これって結構すごいことだと思わない?

エッセンスを学べるということは、また新しく何かを学ぶ時にも使える知恵が自分につくということだ。

 

このようにジャンルを超えて情報を検索し、そのエッセンスを汲み取る作業というのはすごく有用だ。

 

ここではスキャンした本に絞って検索を試してみたけど、

自分で取ったメモや、クリップしたWebページを絡めた一括検索ももちろん可能。

こうなってくると、膨大な情報の検索の中に本すらも含めることが出来るというような感覚かもしれない。

 

それを行った時、思いもよらない情報のつながり方をするかもしれない。

そこから思いもよらないアイデアを生み出すことが出来るかもしれない。

 

ぜひ、ジャンルを横断して情報を扱う感覚を体験してみていただきたい。 

 

Evernoteを使わない場合

個人的には本当にEvernoteを使うのがオススメなのだけど、

どうしてもEvernoteを使いたくないとか、有料プランはちょっと…という方もいるのではないかと思う。

 

その場合は全て自分のパソコン上で処理する方法を考える必要がある。

心配ない。

簡単な方法がある。

 

AdobeのAcrobatを使えば、複数のPDFファイルに対して一括検索が可能だ。

詳しいやり方に関してはAdobeのホームページで紹介されているので、

このブログ内ではそのページの紹介に留める。 

Acrobat / Acrobat Reader から複数の PDF ファイルを対象に文字を検索することはできますか

 

こうすることで、Evernoteのような検索方法を取ることが出来る。

ただし、検索範囲はあくまで複数のPDFファイルだということになるので、自分のメモやWebクリップは一括検索の対象にすることは出来ない。

 

もう一つの弱点はPDFのファイルを全てパソコン上に置いておく必要があるということ。

クラウド上に置いてあるデータは検索対象に出来ない。

 

また、EvernoteのようにパソコンからでもiPhoneからでも同じようにアクセス出来るという環境を作ることがちょっと難しいということでもある。

 

だから、個人的にはやはりEvernoteがオススメだ。 

 

まとめ

今回はスキャンして電子化した本をどのように利用すると、最大限の恩恵を受けられるか?という話をした。

 

本文で述べたように、この手の資料的データとEvernoteの検索機能はめちゃくちゃ相性がいいと思う。

スキャンした1冊1冊の本を扱う時も、検索が出来る便利さはすごくあると思うけど、

Evernoteと組み合わせることで、更にそれが加速するのではないだろうか。

 

複数の本をスキャンして、ジャンルを横断して検索。

辞書的に本を使うという感覚。

本当に便利。

ぜひ、試してみていただきたい。

 

これにて本の電子化マニュアルはおしまい。

この記事と合わせて、

この2つの記事も参考にしてもらえるなら、とても嬉しい。

 

それでは。

今日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。

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