「謝るのはオレの仕事」かつての上司に言ってもらった人生を変えた一言

こんにちは。

ゆうです。

 

前回書いたわかばちゃんの「つまづいたことノート」の記事。

 Twitterで著者ご本人にいいねとリツイートをもらって、

普段よりもはるかに多くの方に記事を読んでもらえた。

 

すごく嬉しいものだ。

続けているとこういうこともあるんだなぁと。

やっぱりやってみなくてはわからないね!

 

今回はかつての上司に学んだ、上司の理想像についてお話してみたいと思う。 

 

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「謝るのはオレの仕事」

今では飲食店で仕事をしているが、実は一度転職をしている。

前の会社では免税店に勤務していた。

 

免税店と言えばブランド物みたいなイメージがあるかもしれないけど、

実は家電品なんかも取り扱っている。

Made in Japanの家電は海外の人たちには人気なのだ。

 

その免税店でお世話になった直属の上司の言葉が今でも忘れられない。

 

「お前たちはやりたいことどんどんやればいいんだ。

それでもし失敗したとしても、オレが上にごめんなさいって言ってくればいいんだ。

挑戦するのはキミたちの仕事。

何かあった時に謝るのはオレの仕事。」

 

正直言って、衝撃的な一言だった。

 

ここまで言われた当時23歳の自分は、張り切っていろいろなことをやりだした。

売り場の配置を変えてみたり、どでかいPOPを作ってみたり。

少しでも目立つようにとオーディオに電飾をかましたこともあった。

 

それによって売れ行きが変わることもあったし、

何も変わらないこともあった。

あれ、売れなくなった?ということもあったと思う。

 

でも、いつもその上司はニコニコと笑って見てくれていた。

失敗してもいいんだ。

どんどんやれ。

 

うまく行った時は部下が頑張ってくれたと言い、

うまく行かなかった時は自分の責任だと上司は言ってくれていた。

この時、自分の理想の上司像というのは既に出来上がっていたんだと思う。

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かつての上司の背中を追う毎日

時は流れて今。

あの頃は下っ端だった自分も、会社も変わり店長という立場にいる。

 

そしてかつての上司と同じことを言っている。

「何かあった時に謝るのはオレの仕事だ」と。

「思いついたことは何でも言ってみて。一緒にやろう」と。

 

前の仕事と今の仕事では少し性格が違う。

今の仕事は何か思いついた人だけがやってみるというタイプの仕事ではなく、

その案、みんなで一緒にやってみようというようなタイプの仕事だ。

自分なりにかつての上司の言葉にアレンジを加えている。

 

今の会社に移ってもう7〜8年位になるだろうか。

今でも、どこかでかつての上司の背中を追っている。

 

それは人間関係の構築にも現れているように思う。 

自分は人との出会いは本当に恵まれていると思っている。

かつての上司もいい人たちに囲まれていたように見えた。

 

今、自分がいい人間関係を作れているのは、

あの一言が大きく響いている。

 

あと数年で今の自分はあの頃の上司の年齢に追いつく。

人間的に教えてもらったものは計り知れない。

かつての上司と肩を並べるだなんてとんでもないけど、少しでも近づけたなら嬉しいことこの上ない。

 

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人をやる気にさせる必殺技

このエピソードはどうやって人をやる気にさせるのか?という問いに対する答えが凝縮されているように思う。

 

重要なのは、チャレンジに対する恐怖感を払拭している点にあるのではないだろうか。

言い換えると失敗に対する恐怖感をなくしてくれたということ。

 

「挑戦するのはキミたちの仕事。

何かあった時に謝るのはオレの仕事。」

これは失敗しても守ってあげるよということに他ならない。

 

もちろん甘えてはいけない。

でも、後ろ盾があることで大胆な挑戦が出来る。

だけど、大好きな上司に迷惑をかけるのは嫌だから、本気出して綿密に事を進める。

だから、成功率が上がる。

 

だから、成功を体験できる。

これはまた次の挑戦につながる。

 

こんなサイクルを上司は頭の中で描けていたのではないかと思う。

今になっても、改めてさすがだな…と思わされてしまう。

お互いに愛情と信頼がないと成り立たない関係だ。

 

相手を信じて、任せるところは任せる。

でも、失敗しても大丈夫。大胆にやれ。

成功してみろ。そうしたらまた前へ進め。

 

この姿勢が上司の「人をやる気にさせる必殺技」だったのだろう。

 

また、失敗を恐れて萎縮してしまうと大胆な発想を採用しにくくなる。

失敗の恐怖を取り除くのは、大胆な戦略を仕掛けるという意味でも大きな意味を持っていたのではないかと思う。

 

社会人1年目でこういう人に出会えたことはすごくラッキーだった。

間違いなく自分の人生を変えてくれた人間の1人だ。

こんな人になりたい。

まとめ

一言で言ってしまえば、かつての上司はメンターだということになろうか。

 

こんな時、あの上司ならどう考えるだろうか?とか、

こんな時、あの上司ならどう行動するだろうか?とか、

判断の参考にするような人のことをメンターと呼ぶ。

 

「お前たちはやりたいことどんどんやればいいんだ。

それでもし失敗したとしても、オレが上にごめんなさいって言ってくればいいんだ。

挑戦するのはキミたちの仕事。

何かあった時に謝るのはオレの仕事。」

 

この言葉、

一生忘れない。

 

正に人生を変えてくれた一言だ。

 

それでは。

昨日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。

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