なぜ今、紙の手帳を使うのか? – デジタル・アナログの複合技を考える

こんにちは。

ゆうです。

 

急に寒くなっちゃって、どの服着ていけばいいのか迷いますな。

あんまり寒い思いしたくないんで、着込んでみると暑かったりして、よく分からなくなってしまう。

 

最近、ブログのアクセス解析を少しずつ始めてみたのですよ。

そうしたら、どうも検索でこのブログに辿り着く人というのは「ypad」とか「手帳」とか、そういうようなキーワードで来る人が多いみたいなのね。

 

そんなわけで今日は手帳ネタ。

前に手帳の使い方の記事はいっぱい書いたことがあったけど、

今回はなぜこれだけ携帯端末でスケジュールの管理も出来る中、紙の手帳を使い続けるのか?

 

手帳のいいところはどんなところ?

紙のアナログ、iPhoneのデジタル。

どう共存させるのかなんかを考えてみたいと思う。

 

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オールデジタル処理を目指したことがあった

そもそも自分が手帳を使い始めた頃は、まだガラケーが主流の時代だった。

一応、カレンダー機能も付いていたような気がするけど、パソコンとその予定を連携するとかそういうのはまだまだ出来ないような頃。

 

でも、段々とスマホが世の中に浸透してきて、自分もiPhoneを手にする時がやってくる。

え?パソコンのファイル開けるの?

カレンダーも連携出来るの?

タスク管理も出来るの?

 

正直、びっくりだった。

手元のこんな小さな機械でここまで管理出来るのかと。

いろいろと使っている内に、こんなにも便利なことが出来るのかと思い知ることになる。

 

そして思ったのは、ここまで出来るならもう紙の手帳なんかいらないじゃんだった。

しかも、パソコンのファイルを開けるならば、何かしらの形でパソコンとリンクするようにしてしまえば、データすら持ち歩く必要がなくなるじゃん、と。

ここから、自分のクラウド好きがスタートする。

とにかく全てのデータや自分のタスクにどこからでもアクセス出来る環境を目指したのだ。

 

これからは紙じゃない。

全て、この小さな端末で情報が処理出来るようになるんだ。

そんな期待を持たずにはいられなかった。

 

カレンダーはGoogleで同期出来たし、メモはEvernoteでOK。

パソコンのファイルはDropboxでよかったし、タスク管理はwunderlistでよかった。

結果的に手帳は排除してもいいような状態で、実際に一時的に手帳を持ち歩くことすらしていなかった時がある。

 

そのくらいデジタル処理に満足していたし、便利だと思っていた。

自分は最強の情報処理マシンになることが出来たくらいに思っていた。



 

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なのに、紙の手帳に戻った

そんな風に激しく絶賛していたデジタル処理だったはずなのに、ずっと使っていると不便を感じる部分がいくつか出てきてしまった。

 

それは、

・1週間分の予定を俯瞰出来ない。

・書き込みまでの手数が多い。

・電池が切れると何も出来なくなる。

このようなものだ。

 

近日中の予定を把握して計画を立てるという手帳の基本的な機能が損なわれてしまっているし、

書き込みの手軽さがないということは、思いついても消えていくアイデアがあったりするということだった。

これはまずいぞ。

 

自分がそもそもなぜ手帳を使ってみようと思ったかと言えば、自分で自由に使える時間をもっと増やしたいという思いがあったから。

自分の持っている時間をきちんと把握して、もっともっと効率的に時間を使うことが出来るようになりたかったから。

そして、思いつくものは何でも書き留めておけるものがほしかった。

 

なのに、これらの利便性が失われていることにある時気づいた。

デジタルの便利な部分にはしゃぎすぎていて、本来の目的が一時的に見えなくなってしまっていたのだろう。

思い返せば、デジタル処理のみになっていた期間、タスク管理も甘くなっていたように思う。

 

そして、電池が切れたら一切の情報が取り出せなくなるのもやっかいだ。

 

こんなところに危機感を覚えて、再び手帳をきちんと使ってみようという気になった。

その時にyPadという手帳を手にすることになる。

 

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手帳のいいところ

紙の手帳のいいところって何だろう?

このいいところというのが、そのまま紙の手帳に戻った理由でもある。

 

1週間分の予定をまるまる俯瞰する

これが紙の手帳の最大のよさだと思っている。

見開きで1週間分の予定をまるまる俯瞰出来るところ。

ものによっては2週間分とか、もっと長い期間を俯瞰出来るものも出ているけれども。

 

パッと開いた時に、 そこにこの1週間分の時間軸に沿った予定が把握出来て、

メモスペースにその日の細かいタスクを書き込んでおけば、全てを見開きの1ページで一望出来る。

こんなに手軽なことはない。

 

今日やることがわかって、今週の何曜日に何があるというのも把握出来る。

いつなら時間が空いているのかも瞬間的に分かる。

これをやりたかったのだよという気分。

 

これをiPhoneでやろうと思うと、カレンダーアプリを開いて今日の予定を確認、画面を切り替えて他の日の予定も確認、

それからタスク管理アプリに切り替えて今日の分を確認、

などとしなければならなかった。

いくつかの画面やアプリをまたいでいかないと全体を把握できないのね。

しかも基本的に同じ画面に全ての情報を一度に出すことは難しい。

手帳なら1秒で把握してイメージ出来るものに、一体どれだけ時間がかかるのか。

 

自分にしてみれば、これが出来るか出来ないかの差は大きい。

やっぱり手帳いいなって思う。

 

ちなみにパソコンを使うことを考えると、1週間分を見渡すことも出来るんだけど、

ちょっとアクセスが手間だと思う。

パソコン開いて、ロック解除して、カレンダーアプリを開いて…、

と予定を把握するまでの手数が多い。

 

出来なくはない。

でも、いつでもどこでも感が低い。

手軽さなら手帳に軍配があがると思う。

 

すぐ書き始められる

もう一つ、書き込みまでの準備が早いということが上げられる。

手帳を開いて、ペンを出したらすぐに書き込める。

 

iPhoneでやろうとするともう少し手間があって、

ロック解除して、メモアプリを立ち上げて、新規メモをタップして、ようやく書き込みが出来る。

 

ここの手間だけなら致命的とまでは言えないと思うけど、

手書きは文字でも図でも思った通りにすぐ書けるという点で、大きなアドバンテージがある。

確かに紙にはスペースという制約はあるけど、その範囲であれば文字の大きさも自由だし、図を書くのも何を書くのも自由にすぐ出来る。

 

iPhoneで図を書こうと思うとまた面倒だし、手書きアプリもあるけどiPhoneでの手書きは個人的には使いにくい。

細かい描画は難しいし、文字を書くのも一苦労する。

 

あとは手書きの場合、4色ボールペン等を使うと一瞬で色を変えることも可能。

iPhoneではやはり1タップでは済まない。

 

ここも手軽さという意味ではデジタルは紙に及ばない。

 

電池切れの心配はない

当たり前だけど、紙の手帳に電池はない。

どれだけ使い続けても、突然使えなくなる心配はない。

 

切れるもので心配があるとしたらペンのインク切れくらいだけど、滅多にない。

好きなだけ眺めて、好きなタイミングで好きなだけ書ける。

 

意外と大事よ?

必ずいつでも使える状態であることって。



 

デジタルの強み

とまあ、紙の手帳をいいところとデジタルの悪いところを並べて書いてきたけど、もちろんデジタルにはデジタルの強みというものがある。

 

デジタル最大の強みは「検索出来る」という点だろう。

キーワードを入力すると、それに該当するものが引っかかる。

これはどう転んでも紙には出来ない芸当だ。

データ管理という点では、紙は非常に面倒な部分がある。

 

そして、もう一つ大きな利点は「他の人とデータを共有することが出来る」というものだと思う。

特に共通のクラウドサービスを使っていると顕著だけど、一度設定さえしてしまえば、何も考えなくても最新版のデータが常に同期された状態を作れる。

これを紙でやろうとすると、書いたものをコピーして、その人のところまで行って渡すという作業になる。

 

また、クラウドサービスを使っていなくてもメールひとつでデータを送ることが出来る。

例え、相手が海外にいようが数秒でデータは送信出来る。

これも紙媒体には出来ない芸当だ。

 

どう使いたいか考えて、いいとこ取りするのがいい

結局、いろいろ言ってきたけども、何をどう管理したいのかをきちんと考えていいとこ取りするのが正解だと思う。

 

紙の手帳のいいところ、デジタルのいいところ、

それぞれに長所短所があるから、自分のやりたいことに対してどれがあっているのかが選ぶポイントになるのではないか。

 

自分の場合、1週間なり2週間なりを俯瞰出来るというのがポイントだったようで、手帳を中心に据えつつ、デジタルを補助で使うというような使い方をしている。

具体的には、以前の記事(パソコンとスマホで全ての情報を支配しろ「全てをクラウドでつなぐ術」)で紹介した通り。

 

道具に合わせて人がやり方を変えるのではなくて、自分のやりたいことに道具を合わせるべきだ。

道具もしっかり取捨選択すべきだと思う。

 

まとめ

人によって紙の手帳のみを使うのがいい人もいれば、

デジタル管理のみを好む人もいる。

自分のようにいいとこ取りで両方使う人もいる。

 

この辺は何をしたいか?が重要なポイントになる。

紙にもデジタルにも長所短所があるので、それを踏まえて自分にはどちらがどうはまるのかを考えたい。

 

自分も今の生活スタイルだと手帳中心+デジタルで補助という形がいいけど、

今後、生活スタイルが変わることがあれば、そこの使い方もまた変わる可能性がある。

 

もし、なんとなく手帳を使ってます、なんとなくデジタルだけでやってますという人がいれば、

一度それを疑ってみるのもよいのではないかと思う。

自分により合った方法が見つかれば、それが一番いい。

 

参考までに過去に書いた手帳の使い方の記事のリンクも載せておくので、興味を引く項目があればぜひ読んでみていただきたい。

自分の時間がないと嘆くあなたへ(1)手帳術超まとめ「自分がコントロール出来る時間を把握して、手帳によって整えられることを知ろう」

自分の時間がないと嘆くあなたへ(2)手帳術超まとめ「自分の時間を予約してやりたいことをどんどんやる」

自分の時間がないと嘆くあなたへ(3)手帳術超まとめ「マイルールを決めて手帳を使う」

自分の時間がないと嘆くあなたへ(4)手帳術超まとめ「リストを作ってみる」

自分の時間がないと嘆くあなたへ(5)手帳術超まとめ「仕事のスケジューリングを考える」

 

それでは。

昨日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。

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