こんにちは。
ゆうです。
先日、SONYのα6000というミラーレス一眼ではレンズキットを買うべきではないという記事を書きました。
この記事ではどうせ交換レンズは買うようになるし、
根幹レンズを買ったらキットでついてくる標準レンズはもう使わなくなるからいらん。
というような話をしています。
では、標準レンズと交換用レンズってどのくらい画質や使い勝手に差があるのか気になりませんか?
今日は自分が今一番気に入っている交換レンズ、単焦点50mmのものと標準レンズを撮りくべて紹介してみたいと思います。
ただ、結果敵にやはり標準レンズはいらんって話になります。
自分はこの単焦点レンズがあれば標準レンズを買う必要はなかったなと感じています。
標準レンズと比べる交換レンズ
SONY純正の単焦点レンズ、SEL50F18というレンズと標準レンズを比較します。
何度かこのブログでも紹介していますよね。
50mm(35mm換算で75mm程度)の単焦点レンズ。
F値は1.8まで落とすことができ、非常に明るいです。
値段も3万円を切る程度で、最初の1本としては手を出しやすいレンズではないでしょうか。
これに対し標準レンズが16-50mmで可変。
F値は3.5-5.6です。
さて、この2本のレンズを撮り比べしていきたい思います。
ちなみにこちらでガッツリ単焦点で撮った写真や撮り方を紹介しています。
標準レンズ VS 単焦点50mm 比較レビュー
同条件 50mm F値5.6 で比較
まずは同じ条件で比較してみましょう。
標準レンズも50mmにして、F値も固定にしました。
先に紹介するのは標準レンズです。
次が単焦点の方です。
正直、そこまでの差はないと思いました。
何となく単焦点の方が色が鮮やかなような気もしますが…
いや、単焦点に対するひいきかなくらいな気もします。
ほぼ互角ですかね。
F値最小で比較
では、F値を変えてみましょう。
先に標準レンズでF値は5.6です。
続いて単焦点、F値は1.8です。
圧倒的に差が出ました。
F値が小さく設定できるほど、背景はボケます。
言い換えれば焦点を当てたいものだけにピンポイントで焦点を当てることが出来るんです。
F値を1.8まで下げることが出来るのが単焦点の強みですよね。
多分、このボケ感を求めて一眼を買う人も多いんじゃないですか?
だとすれば、一度この単焦点レンズの品質を知ってしまえば、標準レンズに戻る理由なんてありませんよね。
ここが単焦点の一番の強みだと思うので、比較をもう一例お見せします。
まず標準レンズ。
続いて単焦点レンズ。
雰囲気がかなり変わりますよね。
花の奥側にあるつぼみはすでにボケています。
単焦点レンズはとにかくボケます。
F値最大で比較
逆にF値を最大にして撮り比べることもしました。
結果は次の通りです。
先に標準レンズ、F値36です。
続いて単焦点、F値22です。
これに関してはあまり差がないかもしれませんね。
でも、やっぱり単焦点の方が少し色味がはっきりしているように思います。
微々たる差だと思います。
でも、自分は単焦点の写り方の方が好きです。
広角側で勝負
標準レンズは広角側16mmまで引くことが出来ます。
単焦点の方は50mm固定ですが、
同じ場所に三脚を立てて景色を写してみるとどのくらい差がでるのでしょうか?
先に標準レンズです。
続いて単焦点。
かなり写る範囲は違いますね。
広い範囲を写したいと思った時、この50mmの単焦点ではほぼ無力です。
では自分の場合どうしたか。
18-200mmのズームレンズを買いました。
どっちにしても標準も50mmまでしか伸ばせません。
ちょっと遠くのものを撮りたいと思ったら、まったく足りないんですよ。
で、結局望遠レンズを買うことになると思うので、
その時にある程度広角側にも広がるレンズを買ってしまえばいいんです。
地面スレスレで比較
自分の好きな構図の一つに地面スレスレで撮影するというものがあります。
これもせっかくなので撮り比べしてみました。
まず、標準レンズ。
続いて単焦点。
標準レンズを広角側で撮影してしまったので、写っている範囲は異なります。
それを差し引いても雰囲気の差は感じていただけると思います。
単焦点は1点にだけピントを合わせて、それ以外をボカす写真が得意です。 手前の地面がこれだけボケると、普段撮る写真とまた違った雰囲気になってきますよね。
その他の比較要素
明るい写真が撮れる
F値が下げられるということは、それだけ絞りを広く開けられるということでもあります。
つまり明るい写真が撮れる。
これって違うレンズで同じ明るさの写真を撮るとしたら、
よりF値を下げられるレンズほどシャッタースピードを上げられるということなんです。
夜の撮影にはF値が下げられる方が圧倒的に有利ですね。
もちろん明るさの補正はISO感度でも調整できます。
ただISOを上げることで写真を明るくしようとすると、どうしても画質が荒れてくることになってしまう。
F値とシャッタースピードで調整出来れば、それにこしたこともないですね。
この辺あたりの使い勝手からも、単焦点レンズの方が使い勝手がいいと言えます。
比較レビューのまとめ
今日はSONYのミラーレス一眼α6000の標準レンズと50mmの単焦点レンズを比べつつ
レビューをしてみました。
比較の写真も多く使ったので、差はわかりやすかったのではないかと思います。
冒頭にも述べましたが、これらの品質の差・値段の差などを考慮すると、
最初から交換レンズを買ったほうがいいという意見です。
標準レンズは買わず、単焦点レンズだけを買えばOK。
やはりあれだけ大きく背景をボカせるというのは一眼の醍醐味ですからね。
ガッツリSEL50F18をレビューした記事もありますので、
よかったらお読みください。
ちなみにズームレンズと標準レンズ、
広角レンズと標準レンズの比較も行いました。
今回紹介したこの単焦点レンズと上の記事で書いたズームレンズで
ほぼどんな場面でも対応出来ると思っています。
標準レンズと交換用レンズに関してはこちらの記事で考察しています。
よかったら読んでみてください。
それでは。
今日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。