こんにちは。
ゆうです。
カメラにこり始めるといろいろな道具がほしくなります。
今日紹介するレフ板もその一つではないかと思います。
あるとないでは大きく写真の雰囲気が変わるレフ板ですが、
別に高いものだというわけでもなく
実は100均の材料で簡単に自作することができます。しかも買うのと変わらない効果が得られます。
この記事では100均の材料を使って
白・黒・銀の3色のレフ板を自作する方法と、
工作ボードとクリップで作る大きなレフ板の自作方法をお伝えしたいと思います。
レフ板とはなんぞ?
その前にそもそもレフ板ってなんだ?という方もいるかもしれません。
レフ板とは光を反射させるための板のことで、こんなような感じのものです。
レフ板を使うと影の濃淡が少ない柔らかい写真が撮れるようになります。
例えば次の画像のような感じで、
被写体・ストロボ・レフ板を置きます。
このような場合、レフ板なしで撮ると
右側が影になり暗くなってしまいますが、
レフ板があると影がかなり柔らかくなります。全体としても光と影の濃淡の差が小さくなり
見栄えのいい写真となるんです。
レフ板で一番オーソドックスなのはここで紹介したような
白色のものですが、
実は銀色のものや黒色のものも使用されます。
いよいよ白色・黒色・銀色のレフ板の作り方を
ご説明していきますね。
白いレフ板・黒いレフ板の自作方法
ではいよいよ作り方を説明していきます。
工程は次の2工程。
- 工作ボードを切る
- 工作ボードを貼りつける
たったこれだけです!
簡単でしょう?
材料は100均の工作ボード
今回はダイソーでこんな工作ボードを買ってきました。
ダイソー以外にも有名な100均はありますが、
この工作ボードに関してはダイソーのものが一番いいです。
これは貼れる工作ボードで、
片面がシールみたいにくっつくようになっています。
ちょうど買いに行ったときにこれしかなかったのですが、
シールになっていない両面ともにボードのものもあります。
ついでにこれの黒色のものもあります。
この白のレフ板・黒のレフ板に関しては
シールになっていないタイプでも十分です。
白いボードを使えば白いレフ板が、 黒いボードを使えば黒いレフ板が出来上がります。
作り方自体は同じなので、
作りたい色の工作ボードを買ってきてくださいね。
工作ボードを切る
まず、この工作ボードを真っ二つに切ります。
今回買ったボードにはシール側にメモリがついていたので
それを参考に測りましたが、
定規でだいたい半分のところを測ってください。
赤い線を引いたところが真ん中になります。
この線に沿ってカッターで切ります。
たったこれだけです。
工作ボードを貼り合わせる
次に切ったボードをテープで張り合わせます。横に並べて貼り付けるだけですね。
この時、太めのテープがあると楽です。
これで白いレフ板の完成となります!
なんでわざわざ切って貼るのかというと、 こうしないと自立しないからです。
写真を取るときに毎回助手がいるようなら
こんな風にわざわざ切って貼る必要はないんですけどね…。
ついでにいうと持ち運ぶときに半分のサイズになるのも大きいです。
まあ、何はともあれこれで白いレフ板・黒いレフ板は出来上がりましたね。
銀のレフ板の自作方法
※2021.1月追記※
この記事内では銀レフを作る際に
なるべくアルミホイルにシワがつかないように貼っていますが
くしゃくしゃにシワをつけた方がいいようです。
そもそも銀レフは光の乱反射をねらっており
シワが付いている方が乱反射してギラついた光を演出できるとのことです。
※追記以上※
銀のレフ板の自作方法も
基本的に白レフ・黒レフと同じなんですが、
アルミホイルを貼り付けるという工程が増えます。- 工作ボードを切る
- アルミホイルをボードに貼り付ける
- 工作ボードを貼りつける
工作ボードを切るところと貼るところは
白黒のレフ板と同じなので、
ここではアルミホイルを貼る工程だけ説明しますね。
銀レフ・アルミホイルを貼り付ける
この銀のレフ板を作るときには 貼れる工作ボードを買った方が圧倒的に楽です。このようにボードの剥離紙を剥がしたあと、
アルミホイルを貼り付けるわけですが、
アルミホイルを下に敷いておいて 上から接着面を押し付ける方法の方が楽なように思います。しっかりボードをアルミホイルに押し付けたら、
ボードからはみ出ているアルミホイルをカッターで切りましょう。そうしたらこんな感じになります。
デコボコしているのはご愛嬌(笑)。
で、もう一枚これを作って、
白いレフ板のときのように
テープで2枚の工作ボードを張り合わせます。
これで出来上がりですね。
クリップで大きなレフ板を自作する
もうひとパターン紹介します。
ここまでは工作ボードを一度半分に切っていましたが、
クリップで工作ボードを立てることで自立させる方法です。
このような感じのクリップが売っているので
2個買ってきましょう。
これで工作ボードの端っこを止めます。
こんな感じにボードの両端をクリップで挟むだけで
自立するようになるんですよね。
なぜこのスタイルのレフ版を作る至ったかというと、
プロのカメラマンの撮影を見せていただいたときに
次のような感じでストロボとレフ板を配置していたからです。
真横から見たところを図示すると次のようになります。
こんな感じに大きなレフ板にストロボを向けて、
レフ板に反射させた光を被写体に当てるという手法を取ってらっしゃいました。
これを真似しようとしたときにサイズの大きいレフ板がほしかったというのが
この方式のレフ板を作ってみた理由です。
ちなみに被写体の左側にもレフ板をおいて
光を調節しながら撮っている場面も見られました。
実際に試してみると、
結構この配置って場所取らないし、
光の調整もしやすくてよかったです。
このレフ板だと折り畳めないので難しいですが、
折り畳めるレフ板とスタンドを利用すると
狭いスペースでも撮影環境を整えることが出来るようになります。
100均材料で作るレフ板自作方法まとめ
今日は100均材料で作るレフ板の自作方法を
ご紹介しました。
手順自体は非常に簡単でしたよね。
- 工作ボードを切る
- 工作ボードを貼りつける
- 工作ボードを切る
- アルミホイルをボードに貼り付ける
- 工作ボードを貼りつける
3色分紹介しましたが、さしあたり基本となる白いレフ板を
作るだけでもいいんじゃないかなと思います。
といえども3色作っても300円そこらで出来るんで、
作っちゃってもいいですよね。
ついでに大きなレフ板を作ってみたかったら
大判の工作ボードをクリップで挟む方法がおすすめです。
気軽に作れるんでぜひ作ってみてくださいね。
ちなみに他にも100均で買える
カメラに役立つグッズを集めてみました。
よかったら見てみてください。
それでは。
今日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。