こんにちは。
ゆうです。
Evernoteの紹介を繰り返している辺り、
自分がクラウドでの情報管理が好きなのはバレていることかと思います。
しかしクラウド、つまりネットを経由してあらゆる端末で同じ情報が見られるようなサービスというのはEvernoteだけではありません。
実際、自分が使っているサービスも非常に多岐に渡ります。
情報社会と言われてすでに久しく、あふれかえる情報に触れ続けることはもはや当たり前の情況なのですが、
この情報とうまく付き合えるかどうかで日頃の生活もかなり変わってくるように思います。
知っていれば選択出来るのに、知らないから選択肢にも入らなかった。
情報の処理が上手く出来たから選択肢の中から最善の方法を選べた、
でも上手く出来なかったから手探りでやるしかなかった。
こんなことって起きてるんじゃないかと思います。
自分なりに情報を集め、取捨選択し、
そこから自分に照らし合わせてうまく情報を扱う術を磨いてきたつもりです。
今日はその方法ご紹介出来ればと思います。
一つ一つのアプリの詳細を語り始めるとどうしようもなく長い記事になってしまうので、
今回は全体像の紹介と、各アプリについては簡単な機能の紹介だけにとどめます。
情報のフロー
自分の情報の扱い方は多岐に渡ります。
多くの方がすでに実践し、紹介している部分も多いと思いますが、
自分のやり方で特徴的なのはパソコンやスマホで扱う情報は全て通過点であり、
最終的に全て手帳の上で自分自身と情報が繋がる形になっているという点だと思います。
図で見た方がとりあえずは理解しやすいと思います。
今の情報の流れはこんなような感じです。
大きく分けると、
というように分けることが出来ます。
順番に説明してみたいと思います。
概要
あちこちの情報をEvernoteに集中させるのが第一段階。
Evernoteを見ながら、いつ何をやるかという具体的な予定を手帳を使いながら立てていくのが第二段階。
情報収集パートでは各サービスからPocketと呼ばれるアプリに集約。
そこから厳選したものだけをEvernoteにストックしています。
思考まとめる系パートではやることリストやworkflowyなどを使って、タスクの整理を行います。
ライフログのパートでは、毎日の記録を行い、それをEvernoteにまとめていきます。
毎日の記録と聞くと面倒そうですが、ほぼ自動化がなされているのでやることは特別増える訳ではありません。
そして単純にデータのストックがなされているその他のパート。
何かの参考資料になるわけではありませんが、
旅行に行ったときの写真だって自分にとっては大事な情報になるわけです。
そういった情報も見やすい状態になっている方が望ましいですよね。
最後にこれらの中から本当に必要なことだけ手帳に落としこんでいきます。
Evernoteを見ればそこに必要な情報が集まっている状態にすることが大事です。
手帳へ落とし込む時にインプットがEvernoteだけになっていないと、
Evernoteを見て、紙のメモ書きを見て、あっちのアプリを開いて、
こっちのアプリを確認して…と、
とにかく確認するだけで大変になってします。
手帳へのインプットソースを絞り、情報はあくまで情報としてEvernoteに蓄積し、
それを手帳に落とし込んで実行に移すというような流れです。
Evernoteはあくまで情報の貯蓄庫。
情報を貯めておしまいではなく、そこから活用することによって初めて価値が生まれます。
情報収集パート
このパートでは以前紹介した自分の感じたことをどんどん記録することと、
ネット上のニュース・記事の収集が主になります
自分に関わることの記録
以前、Evernoteのアプリを使ってどんどんメモをすることをご紹介しましたが、今回はよりメモを楽にするために、Evernoteにメモを作る専用アプリを使ってみましょう。
今日は「Textever3」「Fastever2」の2つのアプリを紹介します。
Evernoteのアプリを使うと、メモの作成画面にたどり着くまでに何タップか必要になるんですが、
これらのアプリだとその手間が1タップで済むようになります。
絶対に利用しないとEvernoteが使えないということではないんですが、あった方がかなり捗るのは間違いありません。
どんなことをメモするかに関しては以前の記事「自分だけのメモをどんどん増やそう」を読んでみてください。
ネット上のニュース・記事を集める
ある意味ではこのニュースや記事を集めることも自分のアンテナに引っかかったものを集めるということです。
自分に関わることを集めているということだと思うのですが、
自分の気持ちをダイレクトに記録するのと、
感性をくすぐったものを記録するのだと少し毛色が異なると思うので別枠扱いにしました。
このパートは主に心に引っかかったネット上のニュースや記事をPocketというアプリに集め、
そこから更に厳選したものをEvernoteに送るというフローになります。
ニュース自体は何かを検索した時に面白いと思ったもの、
ニュースの配信アプリ(SmartNewsやグノシーみたいなアプリ)、RSSリーダーなどをインプットとして使います。
Pocketはあとで読む系のアプリと言われるもの
いいなと思った記事をPocketに送っておくと、自分が送った記事だけを並べて表示してくれるというアプリです。
連携アプリも多くて、iPhoneなんかだとほとんどどのアプリからでも共有ボタンからPocketに送れるようになっています。
そのボタンで送るだけで、簡単にPocketにニュース・記事が蓄積されていきます。
ネットニュース・記事にとってEvernoteへの入り口になるアプリでもあり、
もしかすると自分の場合Evernoteよりも使用頻度は高いかもしれません。
このシステムを運用するにあたり、めちゃくちゃ重要なアプリです。
場合によりますが、面白そうだと思った記事はブラウザや次に紹介するRSSリーダーやFlipboard上では読まず、
ひとまずPocketに送るようにしています。
あとで、Pocketでじっくり記事を読み、これはいいと思ったニュース・記事についてはEvernoteに送ります。
RSSリーダー(sylfeed)
RSSリーダーというのは聞き慣れない人もいるかもしれません。
ブログなどを登録しておくと、そのブログが更新されたタイミングで
更新された記事を集めてくれるアプリだと思ってもらえればいいと思います。
もちろん、このブログも登録することが出来ます。
各ブログのRSSと呼ばれるデータをRSSリーダーと呼ばれるサービスやアプリに登録することで、
利用することが出来るようになります。
自分の場合「Feedly」というサービスを使っていて、
そのFeedlyをiPhoneの「sylfeed」というアプリに読み込ませて使っています。
Feedlyの純正アプリもあるんですが、ユーザーインターフェース的に自分はsylfeedの方が使いやすかったんです。
このsylfeed、アプリを開くと読み込まれた記事のタイトルがずらっと並ぶんですが、
記事そのものを右フリックした時にPocketに送るというような操作登録をすることが出来るんです。
他にもおそらくこういう機能を持ったアプリはあると思いますが、自分は以前からずっとこのsylfeedを使っています。
多分、有料で買ったのでこのアプリが一番だと信じたいという精神的な理由も大いに含まれていると思われます(笑)。
記事振り分けの判断材料はほぼタイトルだけ。
面白そうだと思えば右フリックでPocketへ、
そうでもないと思うものは完全にスルーしてsylfeed上で一気に既読を付けて、もう表示されないようにしてしまいます。
そしてPocketで熟読するというわけですね。
この方法、短時間で多くの情報を取捨選択出来るのですが、一方で自分で登録した情報しか入ってこないので情報そのものが偏るという欠点があります。
ですので、なるべく新聞社が書いているようなブログを登録してみたり、旬な話題を扱っているブログなどを登録しておくと、まんべんなく情報を収集できるのではないかと重ます。
また、この偏りという欠点をうまくカバーしてくれるのが、次に紹介するニュースの配信アプリです。
ニュース配信アプリ( Flipboard)
この手のアプリはSmartnewsやグノシーなどが有名でしょうか?
総合的に今話題のニュースを中心にまとめて配信してくれるようなアプリです。
自分の場合、Flipboardというサービスを利用しています。
最初はSmartnewsを使っていたのですが、容量的に結構重たいアプリだったので、Flipboardに落ち着きました。
Flipboardは雑誌を読んでいるような感じでページをめくって読み進めるようなアプリになっています。
この手のアプリならばどれでもいいと思います。
あえて一つに絞り込む必要もないですし、その方が使いやすいと思えば複数を併用するのもいいですね。
ただ、積極的に取りに行かないような種類のニュースを配信してくれることを条件にした方がいいと思います。
そうすると、自分の目に入るニュースのジャンルに抜けが少なくなります。
これもアプリ上では読まずに、気になったものをPocketに送り、Pocket上で読むというフローです。
ただし複数を併用する場合、情報収集にばかり目が行ってしまって、その情報が何に繋がるのか?が希薄なってしまう場合があります。
また、情報を集めることが目的になってしまって、活用せずに終わることもあります。
全ての情報は活用されてこそ生きるということは忘れないようにしましょう。
Pocketを経由する理由
ここまで読んだ方の中にはPocketを経由しないで、
直接その場で読んだりEvernoteに送ればいいじゃないかという考えを持った方もいるかと思います。
これはニュースを「選ぶ」と「読む」の2段階に分けるという狙いがあります。
最終的にEvernoteに保存するところまでを視野に入れたフローになるわけですが、
ここに2つの判断が生まれます。
ひとつはニュースを読むか読まないかの判断、
もうひとつはEvernoteに送って保存するか否かの判断。
これらの作業を分けずに一気にやると、これ読もうかな、Evernoteに送ろうかな、よかったけどEvernoteに送るまでもないかな…、
こっちは読もうかな、やっぱやめようかな、でもこれは読もうかな…と、思考が雑多になる上に集中も出来ないんです。
運動の練習なんかで心当たりありませんか?
例えばサッカーなら、ドリブルならドリブル、シュートならシュートの練習って順番にやっていかないと難しかったりしますよね。
慣れた人が最初から複合的な動きを体得したくて混ぜるのはいいんですが、
全部上手くなりたいからと個別練習を一気にやろうとすると、
全部が中途半端になってしまって、結局のところどれも質が高くない状態になってしまう。
そういうような状態を避けるという意味でも、作業を段階にわけているのです。
あとはEvernoteの記事でも話しましたが、何でもかんでもEvernoteに送るとEvernoteの中が雑多になってしまいます。
何でもメモしておけるEvernoteですが、
いらないメモはどこから見てもいらないメモにしかならず、
きちんと目的を持って情報を保存すべきなんです。
落ち着いて読む記事を選ぶ、落ち着いて読み込むという段階を踏むことで、
なぜこの記事がいいと思ったか、何の参考資料になりうるのか?をしっかり考えて情報を取り込むことが出来ます。
その結果、Evernoteに送る記事も厳選されるようになるので、
自分にとって本当にいい記事のみがEvernoteにストックされていくということになります。
まとめ
今回はありとあらゆるところから情報を仕入れて、それらをうまく処理していく方法をご紹介しています。
情報のフローは大きく分けて次の4つ。
今日の記事では1番の情報収集のパートを説明しました。
自分に関わる情報のキャプチャーと、ネット上のニュースや記事をPocketを経由して、必要なものを厳選してEvernoteにメモしていく。
そんな方法があることがわかったと思います。
個別のアプリやサービスの使い方もおいおい説明できればと思っていますが、次はまずフローの説明を一通りしてしまいたいと思います。
次回は思考をまとめる系パートです。
それでは。
昨日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。