Luminar4「カラー」の使い方 彩度と色別の色調補正をする方法

こんにちは。

ゆうです。

 

この記事ではLuminar4の「カラー」の使い方について

ご説明をしていきたいと思います。

 

「カラー」は彩度の調整が主な機能になりますが、

詳細設定をいじっていくと

かなり積極的なカラー調整を行うことが出来ます

 

もはや補正という域を超え、

まったく別物の写真を生み出すことすら出来る機能なんです。

 

実際に作例を見ながら、

「カラー」が持つ機能を確認していきましょう。

 

この記事を読み終わる頃には

「カラー」の使いこなしが身につくと思いますよ。

 

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Luminar4ってどんなソフト?

具体的に機能を説明する前に簡単に

Luminar4について説明させてください。

 

Luminar4というのはRAW現像をするためのソフトです。

撮ってきた写真の色味の補正をしたり、

コントラストやら明るさやらを調整することが出来ます。

 

Skylumという会社が作っているソフトで、

Windows版もMac版も販売されています。

 

同系統のソフトで有名なのは

AdobeのLightroomですね。

 

Lightroomが月額いくらというサブスクリプション制なのに対し、

Luminar4は買い切り型のソフトとなっています。

一度買ってしまえば、それ以上お金がかからず使い続けることが出来るんですよ。

 

この買い切り型であることに関しては

趣味でやる人にとっては非常に強い利点になりますよね。

 

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Luminar4の「カラー」を使うことで写真はどう変化するのか

ここからは具体的に「カラー」の使い方を説明していきます。

 

「カラー」はその名の通り、

色調の補正を行うための機能です。

 

例えば次のような写真があったとしましょう。

彩度調整前

 

この写真を「カラー」の彩度を使うことで、

このように鮮やかにすることが出来たりします。

彩度調整後

 

更に、詳細設定をいじることで

次の1枚目の写真を2枚目にするように

強烈に加工を施すことも可能です。

発光加工前

発光写真1

花が光っているように見えますよね?

これは他の色調補正もかけていますが、

主たる補正ツールはカラーです。

元の画像と見比べるともはや別物ですよね。

 

ちょっとした色調補正から、強力なカラー加工まで。

「カラー」はこんなようなことが出来る強力な色調整のツールなんです。

 

ちなみにカラーのみの紹介ではないんですが、

Skylum社の公式動画でこんなのがあるので見てみてるとイメージはつかめると思います。

 

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Luminar4の「カラー」が持つスライダーの種類

「カラー」はコントロール出来る項目は単純ながら多いです。

コントロール出来るスライダーは以下のようなものが用意されています。

カラーが持つスライダー一覧
  • 彩度
  • 自然な彩度
  • 色かぶり除去
  • カラーブロック
  • カラー別色相
  • カラー別彩度
  • カラー別ルミノシティ
  • 色相シフト

色相以降は詳細設定のコントロール項目となります。

では、1つ1つの機能を説明していきますね。

 

Luminar4「カラー」の基本項目の使い方

ではここからはまず基本項目である彩度・自然な彩度・色かぶり除去について

ご説明をしていきます。

 

彩度・自然な彩度の使い方

彩度・自然な彩度の調整によってどう写真は変化するのか

彩度は簡単に言えば色の鮮やかさを調整する機能です。

例えば、彩度の調整によってこのように色調を補正することが可能となります。

 

まず、こちらが元の写真です。

彩度調整前のアジサイ

 

次の写真が彩度で色味を鮮やかにしてみた写真です。

彩度鮮やかにアジサイ

いかがですか?

アジサイの花も葉っぱの緑も色が明るく鮮やかになりましたよね。

彩度を上げるとこのように鮮やかな色合いになります。

 

逆に彩度を下げると次のように

色をくすんだ感じにすることも可能です。

彩度くすんだ感じにアジサイ

こんな感じに。

 

更に彩度を下げると白黒にすることもできます。

彩度を下げて白黒にアジサイ

 

このように彩度や自然な彩度の調整によって、

写真の色味を鮮やさを調整して、

発色をよくしたり、

逆にくすんだ感じにしたりするようなことが出来るわけですね。

 

「彩度」と「自然な彩度」の違い

さて、Luminar4には「彩度」と「自然な彩度」というスライダーが存在します。

似た名前ですが、どのように違うのかをここでは説明いたします。

 

撮影された写真の中には

そもそも鮮やかな色とそうでない色が混在していることがよくあります。

 

彩度のスライダーによって色の鮮やかさを調整するときに

そもそも鮮やかな色が更に強調されてしまうことで

不自然な色合いになってしまうことがあります。

 

そういった場合に便利なのが自然な彩度です。

 

自然な彩度で色の鮮やかさの調整を行うと

十分な彩度を持つ色を無視し、

例えばくすんだ色とか、暗い色だけを判別して

彩度調整を行うことが出来るんです。

 

ただの彩度ではそもそもの色合いがどうだったというのは置いておいて

すべての色が調整されるようになるわけですね。

 

同じ写真を「彩度」と「自然な彩度」で

それぞれ調整する例を見てみてください。

先程のアジサイの写真を使ってみます。

 

最初に元の写真です。

彩度 自然な彩度の元写真

 

次が「彩度」で色調補正した写真です。

彩度で鮮やかさを上げる

 

次が「自然な彩度」で調整した写真です。

自然な彩度で調整

花びらのピンク色を見ると差が分かりやすいのではないでしょうか?

 

どちらも効果が分かりやすいように

かなり強めに処理をかけているのもありますが、

彩度の方で調整すると色がキツくなってしまいがちです。

 

自然な彩度はある程度、色が鮮やかになれば

それ以上の処理はされなくなるので

彩度で調整するほどキツい色合いにはなりにくいですね。

 

自然な彩度を使ってマイナス方向に彩度を振り切った写真も見てください。

自然な彩度を下げた時

うっすら色が残っていますよね。

彩度でこの処理を行うと完全に白黒写真になるんですが、

自然な彩度だとこのように少し残る色があります。

 

この残っている色が自然な彩度だと

処理が抑えられている色だということになります。

 

自然な彩度だとここで残っている色は

適度なところ以降、色合いは変化しなくなりますが、

彩度で調整するとスライダーを動かした分だけ色が変化します。

 

自分は基本的に自然な彩度をいじるようにしています。

それでも足りないようであれば彩度をいじるという順番ですね。

 

色かぶり除去の使い方

色かぶりというのは写真が全体が赤っぽくなってしまったり、

逆に青っぽくなってしまったりするような現象のことをいいます。

主に撮影時の光源によって現れてしまうものです。

 

この赤っぽいとか青っぽくなってしまった写真の

赤っぽさ・青っぽさを取り除くのが色かぶり除去という機能になります。

 

例えば次のような写真があったとしましょう。

ゴールデンアワーの写真

 

これの色かぶりを除去するとこうなります。

色かぶり前の写真

 

オレンジっぽい色味がなくなりましたよね。

分かりやすく強めにかけたので

むしろ色がくすんだ感じに見えるかもしれません。

 

例えば、太陽の光が強烈すぎて

写真全体がオレンジがかってしまった時や、

蛍光灯の光で青みがかってしまったような時に、

この色かぶり除去を使って

色の方よりを修正することができるわけですね。

 

このように書くと色かぶりって悪者のように聞こえますが

そんなことはなくて、

いわゆるゴールデンアワーと呼ばれる

夕焼けの頃の光なんかは思いっきり色かぶりしています。

明らかに光がオレンジっぽいですよね。

 

ではそれが悪者か?と言えば、やはりそうではない。

 

色かぶりの雰囲気もきちんと理解しつつ、

それでも調整が必要だなと思ったら

色かぶり除去というスライダー1つで調整が可能ですよということです。

 

ちなみに色かぶりの調整については

ライトの「色合い」という項目でも調整が可能です。

 

ライトの使い方はこちらで詳しく扱っておりますので、

よかったら読んでみてくださいね。

Luminar4「ライト」の使い方 明るさとコントラストをコントロールする

 

Luminar4「カラー」の詳細設定の使い方

Luminar4「カラー」の詳細設定の項目では

色ごとに色相・彩度・ルミノシティ(輝度)を

コントロールすることが出来るようになっています。

 

更に、トータルの色相も色相シフトと名称のスライダーで

コントロールすることが出来ます。

 

非常に強力なカラー補正機能となっていますが、

特に色ごとにコントロール出来る内容が

本当に秀逸で、強力かつ使いやすい。

 

そんな詳細設定の機能を見ていきましょう。

 

色ごとに色相・彩度・ルミノシティを調整するカラーブロック

まず、色ごとにカラー補正をする機能をご紹介します。

例えば赤色を選択したときに、

赤色のみに対して彩度や輝度を調整することができます。

 

Luminar4ではカラーブロックと呼ばれる部分で

これから補正をかける色を指定することが出来るようになっています。

カラーブロック

まず、ここでカラーを選択してから

色相・彩度・ルミノシティの調整に入っていきます。

 

Luminar4 色相の使い方

色相で写真はどう変化するのか

Luminar4の色相では色そのものを変化させることができるようになっています。

前述のカラーブロックでいじりたい色を選択、

その調整という流れになります。

 

例えば次の写真の橋の赤色を調整してみます。

左側が変更前、右側が色相変化後です。

色相変化比較

橋桁の色味が朱色から完全に赤に変わりましたよね。

 

色相のスライダーではこのように色味そのものを

変化させることができるんです。

同系色の色で濃さや明るさを変化させることが出来ると思えば

分かりやすいのではないでしょうか。

 

Luminar4における色相の考え方

具体的に機能の説明をする前に

簡単に色相というものが何なのか、簡単に説明させてください。

美術の教科書でこんなようなやつ見たことありませんか?

色相図

これが色相というやつです。

これ、人間が認知できる色を並べたもので、

この図の場合、24個に色を分けたものになります。

 

この図は24個ですが、20個に色を分けた色相図もあれば

10個とか8個とかに分けたものもあります。

 

さて、Luminar4に話を戻しますが、

カラー機能の中の色指定は

カラーブロックにて8つの色で指定することになります。

カラーブロック

 

そして、この8つの色を前述の24個の色相図にはめると次のようになります。

赤い印のところが8つの色だということです。

色相 印付き

 

Luminar4の色相スライダーでは

赤い印をつけたところを中心に左右に2つ分ずつ

色を変化させることができます。

 

例えばカラーブロックで赤を指定した時に

色相のスライダーで変化させることができるのは

次の図の四角の範囲になります。

色相赤色指定

ここまでの考え方を前提に

実際に色相の補正をしてみることにしましょう。

 

色相調整の考え方

ようやく実際に色相補正をしてみることになりますが、

Luminar4の色相スライダーはこんな感じです。

色別色相のスライダー

 

前項で指定する色の左右2つずつ隣の色が

変化させることができる色の範囲だという話をしました。

これを赤色に当てはめると次の図のようになります。

色相で変化させられる色の範囲

 

スライダーを操作することで

色そのものを変化させることが出来るわけですね。

赤色を指定しているとすれば、

スライダーを右まで振り切った時、赤色はオレンジ色へと変化することになります。

 

スライダーを振り切ると

隣の色相にシフトすることになります。

もう一度カラーブロックを見てみてください。

カラーブロック

赤の右隣はオレンジですが、

赤を指定して色相を右まで振り切ると

赤色はオレンジ色へと変化します。

つまり、1つ隣の色相へシフトします。

 

オレンジ色を指定して色相を右に振り切ると黄色に、

黄色を指定してまた右に振れば緑になります。

つまり、カラーブロックの並び通り、

1個隣の色にシフトするわけです。

 

右にスライダーを振り切れば色相は1個右隣へ、

左にスライダーを振り切れば色相は1個左隣へシフトします。

左端の赤と右端の紫は隣あっているものだと思ってください。

 

ここまで長々と説明してしまいましたが、

要は選択した色を中心に

左右となりあった色までの間で色を自由に変化させることが出来るのが

色相というスライダーの役割となります。

 

彩度の使い方

彩度は前述の通り、色の鮮やかさを調整します。

基本項目の彩度・自然な彩度は全体を調整しましたが、

ここでの彩度は色ごとに調整することになります。

 

Luminar4 ルミノシティ(輝度)の使い方

ルミノシティというのは色の輝度を決めるスライダーです。

輝度というのは色の明るさのことだと思ってもらえればいいですね。

 

ルミノシティが高くなればなるほど色は白に近づき、

低くなればなるほど色は黒に近づくと考えてもらえればいいと思います。

 

自分は割とよく使います、この機能。

一部の色の輝度を上げて、他の色の輝度は下げるといったことが

非常に簡単にできるので、

例えばこんなような写真を作ることも簡単にできます。

発光写真2

花がポワッと光っているように見えませんか?

 

思い切り赤のルミノシティを上げ、

やや黄色のルミノシティも上げ気味に。

他の色はむしろ暗くすることで

このような写真ができあがります。

 

合わせてライトやグローという機能も使って調整すると

こういった写真は作りやすいですね。

Luminar4「ライト」の使い方 明るさとコントラストをコントロールする

 

更に蛇足ですが、

この写真はHeliosというメーカーのオールドレンズで撮影しました。

 

Luminar4 色相シフトの使い方

最後の色相シフトは色別に行う調整ではなく

すべての色に対して色相のシフトを一括で行うための機能です。

 

前述したカラー別の色相では

1個隣の色相へのシフトはできましたが、

それ以上はできませんでした。

 

この色相シフトだとすべての色相へと

変化させることが出来るようになります。

 

調整はスライダーのゼロが現在の色。

45動かすたびにカラーブロックでいう1つ隣の色相に変化します。

つまり写真の中の赤はオレンジに、

オレンジだったところは黄色に、

黄色だったところは緑に、といった感じです。

 

±20程度動かして微調整するか、

もしくは思いっきりダイナミックに動かして

別物の写真にするかのどちらかの使い方かなと思います。

 

例えば次の写真で色相シフトしてみるとして、

ゴールデンアワーの写真

 

微調整して赤を紫っぽくするようにしたのが次の写真。

(数値的には-20)

色相シフト 20

 

完全に真逆の色にまで変化させたのが次の写真です。

色相シフトで色反転

ここまでやると単に色のおかしい写真にしか見えないですよね。

 

うまくマスクをかけて特定の部分の色相だけを

大きく変化させるという使い方であれば

使いどころは見つけられそうな気がします。

 

マスクというのは写真の全部に調整の効果を反映させたいのではなく

部分的に反映させたいような時に使う機能のことです。

これについてはまた別の記事で詳しくまとめていきたいと思います。

 

Luminar4「カラー」の使い方のまとめ

今日はLuminar4のカラーの使い方についてまとめました。

色調の補正が出来る機能で、

写真全体の彩度や、色別の彩度・明るさなどを調整することができます。

 

カラーでは次のような調整用スライダーが用意されていました。

カラーが持つスライダー一覧
  • 彩度
  • 自然な彩度
  • 色かぶり除去
  • カラーブロック
  • カラー別色相
  • カラー別彩度
  • カラー別ルミノシティ
  • 色相シフト

彩度・自然な彩度で色の鮮やかさを調整、

色かぶり除去で不要な色かぶりを自動で補正くれました。

 

カラーブロックで色を指定して、

カラー別に色相補正・彩度・ルミノシティの調整が可能。

 

色相シフトでは全体の色相を

ダイナミックに変えることも可能です。

 

特に色別のカラー調整は重宝する場面が多く、

特定の色だけ暗くする・明るくするといった調整が非常に楽になります。

 

もちろん彩度・自然な彩度で全体の調整をおこなったのち、

足りない色だけ別途彩度の調整をするといったこともできます。

 

Luminar4の売りであるAIによる補正後の

微調整にもこの考え方は活かすことができますね。

全体として調整の手数が減るので写真の現像が楽になりますよ。

 

記事の中で何度か紹介しましたが、

ライトの調整機能と併用すると非常に調整の幅が広がります。

Luminar4「ライト」の使い方 明るさとコントラストをコントロールする

 

今回の記事でLuminar4に興味を持った方は

前述の通り、お得に買う方法があります。

Luminar4を購入する際には

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それでは。

今日よりほんのちょっとステキな明日があなたに訪れますように。

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